稲田氏の資質、党内も疑問視…就任以来失態続き
読売新聞
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自民党が苦戦を強いられると安倍首相自らが認めている都議選の最中に、都民の反発を招く出来事が連発している。24日に安倍首相が獣医師会の強い要請で獣医学部を一校に限定したが、これが中途半端な妥協で国民の誤解をうんでいる。地域に限定される要望があれば二校も三校も認める、と強調した。だが、獣医師会は一校に限定して欲しいと言った事はないと否定している。それに国家戦略特区諮問会議で基本方針として一校の成果が評価された場合に新設を認めると定めた今治の獣医学部は授業も始まっていず、成果など評価しようもない段階で首相が二校も三校も認めると言うのは基本方針破りである。いわばちゃぶ台を首相自らひっくり返したわけだ。更に27日の稲田防衛相の発言で野党もメディアも、そして自民党内でもなんて事を言うのかと、強い批判が起きている。なぜわざわざ都民の反発を呼ぶような言動を連発するのか。
トランプ大統領を批判する人は多いが、国防長官にマティス・アメリカ中央軍司令官を任命した。防衛・安全保障に専門家を指名するのはあたりまえの常識を逸脱していない。それに対して稲田という人は防衛・安全保障の専門家ではない。前線で命をかけて任務を遂行する自衛官の士気を損なうような資質を欠く素人をなぜ安倍首相は防衛大臣に任命したのか、ずっと不可解だった。いまもいっそう不可解である。憲法改正を本気でしたいなら、本気で防衛・安全保障の任務が遂行できる防衛大臣を選ばないといけないはずではないか。不可解だけでなく極めて不愉快である。