【新】80代の論客が集結。死ぬ前にこれだけは言いたい
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注目のコメント
国の滅亡を自分の目で見た人の話はやはり面白く深いです。歴史は繰り返しますが、同じことを繰り返すのではなく、表情を変えながら繰り返していきます。それを見抜くのは難しいのですが、先達の話はやはり参考になります。私にとっては父の世代。青春を真っ暗にされながら国を建て直したことには強いリスペクトを持ちます。大学紛争で暴れ回り、就活では髪を切ってあっさり変身、企業に入ってバブルをつくり出した団塊世代の座談会はあまり読む気はしませんが。
右傾化する大衆を被害者ではなく、愚かな加害者として見下し、批判し、自分だけが正義だと「ふんぞり返る」これでは、同じように「いつか来た道」を繰り返すことになるのではないでしょうか。
勿論、大衆を右傾化させて、その政治的エネルギーを自分の求心力に利用するという為政者は、悪質です。破綻がやってきたのは、その結果だというのは事実だと思います。ですが、平和的に国際協調を模索する側にしても、大衆世論にどう納得してもらうかの「戦い」に負けたということへの反省が必要です。
昭和初期の戦争へ向かった時代に関しては、長い間「開戦責任」「戦争加害責任」ばかりが叫ばれました。これに対して「敗戦責任」を明確にという意見があり、正にその通りと思いますが、同時に「国際協調主義」の側においても「政治的な敗北責任」を明確にしていただきたいです。悲劇の再発を防止するには、こうした議論が必要ではないでしょうか。野坂昭如と大島渚の取っ組み合いのような展開を期待します。
両氏にしても、筒井康隆にしても、中島らもにしても、立川談志にしても、戦前生まれの文化人ってめちゃめちゃな方ばかりです。今だと生放送に出しちゃいけない人たちばかり。戦後生まれですが、今では辛うじて北野武にその残滓が認められるという程度でしょうか。この世代の方々、言いたい放題で楽しそうだな〜と、正直思います。
平成生まれには、ここで「取っ組み合いやろうじゃないか!」って発想、出てこないと思いますよ。斬新。
「文化人」という人種は絶滅危惧種だと思われますが、空気に支配されてすっかり小さくまとまってしまった当世に風穴を空けるべく「論客ここにあり」と暴走、大暴れ、大いにしていただきたいものです。フィジカルに。