農業ベンチャー経営者たちが考える事業の「選択と集中」【F17-9D #10】
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今回は結構重要なことが出てる。
「作らないこと」は、少しでも現場を知ってる企業なら当然選択すること。知らずに参入して自滅している所ばかり。
「農家は買わない」も、儲かっていない農業の場合、いくら新しくて便利な技術が出てきたとしても、アーリーアダプターのような人は少ないため、すぐには売れない。
「資金が集まらない」も、農業はベンチャーエコシステムが出来上がっていないため、どうしても補助金頼みになってしまう。
「ハードを作らない」のも、とにかく実際に物が必要になってくるので、投資額も莫大になってしまう……。
これらのことは抑えておいた方がいいです。弊社も分析と知見とを組み合わせたサービスなので、一般的には「コンサル」という括りに属すのかもしれませんが、それでも5、6千万円の投資をしています。それプラス7年間現場で走り回るオプション付き。それで得た対価は、自分自身が「勘と経験の人」になったことでしょうか 笑。あとそれを裏で支える分析システム。
ハードであれば、在庫リスクはもちろんのこと、研究開発にもゼロ一つ違う投資が必要。
小林さんの『過去を振り返ればセンサーを作ることを止めれば良かったかなと思っています(笑)』という言葉に、同じく投資して学んだことがあるものとして心に響くものがありました。
自分が事業の貯金通帳を持つ事は、意思決定力を高める最高の触媒になりますね。【選択と集中の大切さ】
「今、アグリテックが激アツだ!」【F17-9D】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!11回シリーズ(その10)では、多額の投資が必要な農業ビジネスにおいて、どう事業領域を絞るかについて議論していただきました。ぜひ御覧ください。
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【登壇者情報】
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
「今、アグリテックが激アツだ!」
(スピーカー)
岩佐 大輝
株式会社GRA
代表取締役CEO
小林 晋也
株式会社ファームノート
代表取締役
前田 一成
アグリホールディングス株式会社
代表取締役社長
安田 瑞希
株式会社ファームシップ
代表取締役
(モデレーター & スピーカー)
高島 宏平
オイシックス株式会社
代表取締役社長
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