楽天とLIFULL、民泊に参入
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両社、もともと資本関係があり(楽天はLIFULLの大株主)連携はスムーズです。
楽天は楽天トラベルを持っていてLIFULLは空家バンク事業で国交省指定の実施事業者になっているので、これはかなり強い民泊ポータルになりえます。
http://lifull.com/news/9901/記者会見に参加してきました。
国内では完全にAirbnbと闘うことが予想されます。やはり民泊新法などにも合わせて、合法の名の下に日本での市場を拡大させて行きたいものと思われる。
楽天経済圏の中にある、トラベルや楽天のポイントなどを活用しつつ、LIFULLが持つ物件膨大な物件データを活用して攻めて行くとのこと。
海外からのインバウンドも狙うことになると思うが、Airbnbとの知名度の差は歴然の中で、どこまで浸透していくのか。
そして、国を通じて空き家のデータバンクの構築も進む中で、その活用の推進に繋がるということで、こうしたサービスが日本の空き家問題の解決の大きな足がかりになるかに期待がかかりますね。今回設立される新会社は、民泊新法における「住宅宿泊仲介業者」なので、ポータルの運営のみを業務範囲とするのでしょう。
新法においては仲介業者以外に、「住宅宿泊事業者=ホスト」と「住宅宿泊管理業者=運営代行」という役割も定められています。
鶏・卵的な話ではありますが、先に大きなポータルができたことで、ホストの流入が加速すれば、一気に民泊が広がることになります。
新会社としても、ホストを増やすためのアクションはしていくと思いますが、LIFULLは物件オーナーと直接の関係を持っているわけではないので、Home'sに広告を出している不動産会社を通じて、物件オーナーに働きかけることになるのでしょう。そこがどれだけ動くか、という気がします。
不動産会社や物件オーナーにとって、民泊は扱いが難しく、民泊にしたほうが収益性が高いのだけれども、民泊を嫌う棟内の既存居住者の退去を促すことにもつながりかねない。
じゃあ、退去した後も民泊にすればもっと儲かるじゃん、という話はあるんですが、収益の安定性という観点では固定家賃も重要。個人の物件オーナーにとって、保有する不動産は「儲けを最大化する」ためのものではなく、「安定的な収益を得る」ためのものという性格があるわけです。
という状況を乗り越えて、どのように民泊物件を増やしていけるか、注目です。