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英総選挙 “与党・保守党 第1党守るも過半数届かない可能性も”

NHKニュース
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  • 帝塚山学院大学 教授

    近年、イギリスの出口調査は外れがちだが、どうも選挙を仕掛けた保守党が苦戦しているらしい。かといって、労働党に大きな風が吹いているわけでもなさそうである。だが、今回の選挙だけに限れば、どこかの政党が圧勝することが必要だったのだ。
     国民投票や住民投票は、多数決による単純な二者択一にしかならない。イギリスの場合も、EUから離脱することだけが決まった。合意ではなく単に数だけで決まったことを実行するには、数の力による強権がなければ不可能だ。しかも、EU離脱は相手方との厳しい交渉なのだ。イギリスが実際にEU離脱という前例のない手続きを進めるには、まず自国内の意見集約が不可欠であり、そのためには非常に強力な政権基盤が必要なのである。まず国内をまとめなければ、対外交渉も何もない。だからこそ、離脱交渉を担当するメイ内閣は、単独過半数の議席を持っていたにも関わらず、それでも不足だと考え、前倒し選挙に打って出た。もっと圧倒的多数の議席を取るつもりだったのであろう。何党の誰が政権を担当しようとも、どのような方針で離脱交渉に臨むにせよ、とにかく国内の意見を集約するだけの強固な基盤がなければならないのだ。そうした中、現有議席は、保守党が330なので、敢えて前倒し選挙をした以上、保守党は最低でも370議席くらい取らなければ、非常に苦しくなる。本当は400くらい欲しいところだろう。たとえ何党政権であれ、院内絶対優位でなければEUとの離脱交渉は困難なのだ。
     一方で、昨年のオーストリア大統領選挙でも今年3月のオランダ議会選挙でも、さらには5月のフランス大統領選挙でも、EU離脱派は敗北した。これで、EU諸国の側には、自分たちの結束が保たれているという余裕ができた。そのことが、イギリスに対する寛大な態度に結びつく可能性もあるが、逆に一枚岩でイギリスに対する強硬姿勢に出るかもしれない。そうなると、イギリスの側は、さらに強固な国内基盤がないと対処できないだろう。
     いずれにせよ、前例もなく、かつ慎重な検討と周到な準備を必要とする事柄を、単純な二択式の国民投票ーー議論ではなく数だけの勝負ーーで決めたことが愚挙の極みなのだ。総論や紙の上の計画がどうであれ、具体的な手続きに入ると、さまざまな点で異論が噴出するのは目に見えている。もちろん、相手のあることであり、タイムリミットも刻々と迫り来るだろう。


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    株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

    過半数を割り込んだ保守党にしっくりくる連立相手はいないと見られていますから、最悪ハングパーラメントとなります。メイ首相は退陣です。キャメロンに続き「不要な博打で政権崩壊」という正視に耐えかねる結末でしょうか。
    最大のリスクである合意なしなし崩し離脱(クリフエッジ)も否定しかねる展開ですので、ポンド回避となります。ただし、連立の仕上がり次第では保守党が中途半端に勝つより良かった、という望みもあります。保守党にクリフエッジ上等と考える超強硬離脱派がいますので。なお、追記ですが、過去にハングパーラメントとなったケースでは再選挙が実施されました。今回は如何に…


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    毎日新聞 客員編集委員

    出口調査の通りだとすると、保守党はキャメロンに続いてメイも、2人の首相が立て続けに選挙で目算を間違ったことになります。人々がこれまでとは全く違う形でつながり行動する今、政治家たちの読みや見方は通用しなくなっていることの証左かと。また民主主義社会にとっても選挙そのものがリスクになる時代に入ったと思います。


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