「一度も働いたことない40〜50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中
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東大のサークルの飲み会で、「東大男子3,000円、東大女子2,000円、他大女子1,000円」という傾斜を示された時、「あぁ、私は、一生、女として守られることはないんだな」と。幼い頃から本を読み、勉強し、そしたらまあまあできてしまって、結局、東大に入った結果、私は知らない間に自分の人生を選んでしまったという、何かあきらめにも近い思いを抱いたのだけど。
女子として守られる生き方を選んだはずの人も、みんなそれぞれの生きづらさも、深刻さもあるのですね。
注目のコメント
自己責任、という声が多いですね。確かにそういう側面もあるかもしれません。ただ、今の40〜50代は、大学卒業しても、20代半ばまでに結婚して専業主婦、か当たり前と育てられている人も多いはず。実際、私はそう育てられました。通っていた小学校(私立女子校)でも、母親が、保護者会で校長様が「お嬢様が学校から帰ってきた時に、必ず『おかえりなさい』と迎え、顔を見てください」と話していたと言ってました。母親も、その時はそれが当然だと思っていた、と。
私が高校の頃は、ファッション雑誌の読書モデルに「家事手伝い」て多かったですしね。
そうやって育てられて、いざ40代を迎えて「働かないのは自己責任」と言われるのは、ちょっとかわいそうな気もします。
ただ、プライドが邪魔して、職種を選んでしまうということもあり、一概には言えないですが。80年代から90年代にかけて、JJに登場していた読者モデルの中でも一番ヒエラルキーが高かったのが「家事手伝い」という女子でした。親が裕福で、大学出ても特に就職する必要がなく「家事できない家事手伝い」などと自嘲しながら最新の服、ブランドバッグを親のすねかじりで着こなしていました。
彼女たちが、一度も働いたことがない中年女子になっているという記事。あの当時の風景を思い起こします。
派手に遊んでいたから結構モテた。だから選り好みをして、そのまま独身。交友関係は昔の女子大の同級生。気がつけば友達は少なく、同居している親の介護に突入←今ここ。
そして、このレポートにもあるように、最近の大卒20代の中に家事手伝い、専業主婦願望がかなりあります。
よく聞くと「会社に入って、仕事であくせくしたくない」のだそうです。
友人の蜷川実花の父、蜷川幸雄さんは彼女が5歳の頃に「男を捨てられる女になれ」と言ったそうです。仕事を持って独立した女性になれと。当時幸雄さんはあまり仕事がなく、女優をしていたお母さんが大黒柱でした。
家事手伝いも結婚も永遠の安定ではありません。就職もですが、とにかく自分の食い扶持は自分で賄えるくらいの独立していないと、あっという間に、この記事にあるような不安を抱えると思うのです。
これからを考えている大学生に読んで欲しい記事です。記事中では、非正規雇用=悪みたいな位置づけになってますが、総務省の労働力調査に基づけば、正社員として働く機会がなくて止む無く非正規雇用で働いている人の非正規雇用全体に占める割合は、2016年時点で15.6%まで下がっています。問題なのは、非正規雇用というよりも、同一労働同一賃金ではないことでしょう。