「結婚しない人が増えたのは自然なこと」荒川和久さんが指摘する「ソロ社会」とは #だからひとりが好き
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自家発電pick失礼します。
ものすご~く長いですが、ものすご~く濃い内容となっています。久しぶりにマーケター的なお話もしていますwww
ぜひお時間ある時にご一読ください!
少子化や出生率のニュースがでるたびに、未婚や独身は肩身が狭い思いをしている人も多いでしょう。ソロと家族とを「状態」で分断して「どっちが正しい」論争はホント不毛です。
ひとりで生きることが強さではないし、誰かを頼ることも弱さではない。地域・職場・家族という今まで絶対的安全地帯だった共同体が失われていく中で、新しい未来のコミュニティを作っていくには、精神的に自立したひとりひとりがつながることによってこそ可能になるのではないでしょうか。勉強になりました。
>かつての女性にとっては結婚こそが、本当の就職であり、自らの経済基盤獲得のための手段だったことがあげられます。大袈裟にいえば、彼女たちにとって結婚は死活問題で、結婚しないという選択肢がなかったわけです。
>もうひとつは、「お見合いシステム」。通常のお見合いだけではなく、当時の職場での出会いによる恋愛結婚も、お膳立てというべき「社会的お見合いシステム」だったと思います。企業は、昔は「お嫁さん」になる女性を採用しましたし、男性はとにかく会社の中で伴侶を見つけるという風潮だったわけですし。
>ある種、職場という共同体が家族的だったんですよね。田舎から出てきて、会社の寮に入って、会社のメンバーと昼も、夜も一緒にご飯を食べて、それは、もはや「大きな家族」と言ってもいいくらいなんですよ。そういう共同体の中で、男女が出会い、結婚して核家族を作った。それは、いわば会社の分家みたいなもんかもしれないですね。
>男性は結婚をすることによって養うべき家族ができて、「会社に一生忠誠を尽くします」って約束したようなもんですが、会社側も「きみのために、ちゃんと給料を払います。年齢と共に給料も上げます」っていう、ある意味「幸せ」な契約関係が続いてたとも言えるわけです。結婚する女性としても、夫となる人が会社からお墨付きをもらったようなものだし、安心だった。
>でも、それがバブル崩壊で終身雇用・年功序列やめますという話になると、そうした昭和の人生設計が通用しなくなってしまった。そうなると「会社の人と結婚したところで、私の将来安泰じゃないわよね」って女性も考える。「私、自分で頑張んないと生きていけないわ」と思うのは当然です。もちろん、これだけが未婚化の要因とは言いませんが、影響のひとつと言えると思います。