ホテル vs Airbnb。「体験」を売る争いが始まった
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AirbnbもUberも、やはり売っているのは宿泊所でも移動手段でもなく人で、素人が提供するからこそのよさがあったと思います。
私もアフリカでairbnbを使っていましたが、定年退職したおばさんが「この部屋は、娘が使っていたのよ。いまは結婚してロンドンにいるけどね」みたいな部屋に泊まり、台所で料理を教えてもらい、同じように宿泊しているさまざまな国から来た人と話したりするのが楽しかったですが、airbnbが儲かると知られてからは、複数の部屋の管理や宿泊者とのコミュニケーションの代行を請け負うマーケッターなる人が現れ商業化され、サービスと価格が均衡してきて意外性がなくなり、貸主はただ部屋を貸すだけで、素人の魅力が介在しない、ただの「サービスがアマチュアの安物ホテル」が増えてきました。そうなると、気持ちはなくても一定のサービスが約束されるプロのホテルの方がいいなと思うように。記事にあるような既存の画一的なサービス以外の提供もできるようになれば、ホテルにも勝ち目はあると思います。「ホテル経営者は常連客の好みや傾向についての豊富なデータを持っている」とありますが、国内中小においては、データを活用していない&活用の仕方が分からないところが大半です。この辺りはもったいないと同時に、伸びしろだと感じます。
地元のコミュニティに入ってその地域を体験できるのはとても面白いです。昔和歌山に言ったホテルで朝から地元の魚をさばいてくれたのはとても良い思い出になった記憶があります。
ホテルも体験を差別化として売り出してきているのは面白い傾向ですね。
