マツダのショールームに批判殺到。仕事が10年途絶える
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注目のコメント
連載最初から気になっていたマツダのショールーム(兼デザイン部門とは知らなかった)のM2の話。連載を読んでいる中でバブルを斜めに見ておられる印象はあったが、M2の文脈は知らなかった。
マツダは、当時は多ブランド・チャネル戦略を取っていた時代。ユーノス(ロードスターもここから発売)、アンフィニ(高級車)などをやっていた。違うモデルをチャネルごとにプラットフォーム共有して展開していた(下記)。でも、マツダは当たり前だがトヨタや日産などに比べて台数が少ない。各モデル、チャネルごとの広告宣伝効率は悪くなる。結局多チャンネル戦略は失敗に終わるのだが、その歴史と併せていろいろ感慨深く感じる。
https://ancar.jp/channel/articles-1884【第9話】独立して事務所を設立した建築家・隈研吾氏。バブル期にマツダのショールーム「M2」を設計し、批判が殺到します。仕事が途絶え、「本当に誇張でなく、以後10年間、東京での仕事はゼロになりました」。この建物、今は葬儀場になっています。本文中の写真をぜひご覧ください!
「ぼくが意図した皮肉はまったく伝わらず、単に奇をてらったバブル建造物として受け止められてしまいました。」
意図が伝わらないというのは、個人的な考えですが創作者の傲慢だと思っています。
どんなに素晴らしい意図を含んでいたとしても、伝わらなければ無いものと同じ。
これは建築に限らず、アート・漫画・アニメ・小説・映画など全ての創作に関して同様。
なので、心の中では「違うんだ…」と思いながら、批判は受け入れるしかないと考えています。
だからこそ、そのストーリーも発信している(せざるを得ない)のではないかなぁ。
上記を踏まえて、
「建築はいったん世の中に出てしまうと、半永久的にそこで人々の視線を浴び続ける。
裸になって、街の中に立たせられているようなものです。
そういう意味での建築の怖さも思い知りました。」
は、実感です。
自戒のコメントです。