出口治明さんが語る「歴史を学ぶ意味とは?」
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注目のコメント
「イノベーションというのはだいたいサボりたいという気持ちが生むんですね」(記事引用)
ここが歴史の解釈、そして文化や社会を見ていく視点の面白さ。出口さんの語り口は軽妙で魅力的だが、「サボりたい気持ち」というニュアンスは、人間の探求心や創造性、さらには遊び心と少しばかり相性がよくない。むしろ、「もっと楽に、もっと楽しく、もっと新しく面白く」したくて、イノベーションは起きるのではないか。発明家や研究者、ある種のアーティストが、「フロー状態」に入るメンタリティがなければ、歴史に残るようなイノベーションは起きないと思うので。イノベーションに関して、サボりたい気持ちから産まれるというのは重々承知なのですが、そう考えると日本の文化ってイノベーションとは程遠いものだなと思いました。継続と積み重ねこそが美徳と思われている文化ではラクしようという発想は産まれないからです。
サボりたい気持ち…。素敵ですね。あと経済史を学ぶと、過去の教訓だけでなく、過去と現代の相対化も歴史の重要な視点と感じます