シャープ創業の地がスマートオフィス&マンションに。田辺ビル敷地を野村不動産と共同開発
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注目のコメント
一度売った本社跡地をわざわざ再取得し、理念を表す形で再利用するとのこと。なかなか日本の企業ではない発想。本社移転や売却って本当に追い込まれて最後の選択肢という受け止められ方をするし、当該企業は「創業の理念を守りたい」うんぬんで拒み続けるというのが多そうですが、それって理念を本当に大事にしてるのではなく、理念を枕詞に、変わりたくない、勤務地変えたくない、というだけなのかもしれない、と考えさせられます
勤務地が一等地でも利益は上がらない(あるとすれば採用力くらいでしょうか)のでそこはリストラし、理念は理念で大事にする、合理的ですね
人にドライいわれる企業ほど、求心力の源泉として少なくとも形としては「ビジョン」にこだわる、という見方もできますが。鴻海傘下になって良かったと思う。
日本の知財が流出するとかはホントにちっぽけなこと。
それよりも、市場原理で更に高収益な企業へ成長することと、
国際的なコネクションが円滑化すること。
の方が日本と世界に対して長期的に大きな利益を齎すと信じています。
最後にソフトバンクの大経済圏の一部になれたことが、日本の枠に収まってたらできなかったことだと思います。
ソフトバンク→鴻海→シャープの繋がり。鴻海はシャープへの出資直後、西田辺のシャープ旧本社の一部を買い戻しました。
この場所は、関東大震災で私財を全て失ったシャープ創業者早川徳次が、再起した場所であり、自宅があった場所でもあるそうです。
当初は旧シャープ社員懐柔の為のパフォーマンスと見る向きもありましたが、この買い戻しで23億円の損をしたと言われており、とてもパフォーマンスだけでできるような話ではありません。
超合理主義で鳴るテリー・ゴウ氏ですが、実際には心底からシャープへの憧れと、創業者への敬意があり、無一文になった早川徳次が、この地でシャープを立て直したのと、自らを重ね合わせて、早川徳次のDNAを引き継ぎシャープを再建するという決意と象徴の場所として、この場所の買い戻しに踏み切ったのでしょう。
こういう強い志を持った経営者に率いられたシャープが、忽ちのうちに立ち直ったのは何か理解できるような気がしますね。