ガスの全面自由化、近畿以外はまるで盛り上がらないワケ
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注目のコメント
元々ガス業界は殆ど自由化されていて、さらに電気と異なり参入障壁が高い(天然ガスの調達が事実上大手しか無理、ガス漏れ検査を行う営業マンを確保できない、等)ので、新規参入は困難です。現在は12社のみの参入となっています。
東京電力はイメージが悪過ぎてプロモーション戦略取りにくいことと、既にニチガスと提携していること、関西では関電が強く(大きなLNGタンクを持ち、既に大手ガス供給者)、大阪ガスが弱いからかな。すごいCMしていて、近畿圏はガス自由化の認知度が23%とダントツです。
追記
Sakakibaraさんのコメントで気付いたのですが、大阪ガスCMの上戸彩が可愛いという件について。これは私はプロモーションとしては失敗していると思っていて、ガス料金の切り替えに関して財布の紐を握っていてテレビを観ているのは奥さんの方で、上戸彩を採用しても響きません。
一方、関西電力では「はぴ太」というかわいいクマのキャラと、吉本新喜劇で緑の服を着て「誰がアスパラガスやねん」のギャグでお馴染みの中條健一を採用し、関西の女性(若い方からおばちゃんまで)をターゲットにしていることがよく分かります。
東京ガスもCMキャラクターに広瀬すずを採用していますが、電力自由化のプロモーションの際にターゲット層に響いていないと気付き、慌てて妻夫木聡を使っています。ぶっちゃけメーカーよりも、それを仲介する事業家サイドの旨味が少ないんですよね。
特に粗利が出るわけではないから、販社や代理店構造が、できず、市場に厚みができづらいことが難点。(比較サイト系の運営者の方に聞いたのでそこそこ信用ある話)
切り替えをする時ってめんどくさいので、そこそこしっかりと営業する必要性があります。ここが機能してないのかも。記事の最後にあるように基本的なインフラ条件が電気とまるで違うので、特別団体からの莫大な寄付等無い限りは地域寡占のままでしょう。
或いは都市ガスを簡易的に託送する一大発明など。参入障壁は高い