インターネット、ドローン…技術革命を産む「最強研究機関」の正体
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
最近出版された「ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA」
http://amzn.to/2rordSS
はおすすめ.
スプートニクショックを契機に生まれたARPA(DARPAの前身)のおかげで,アメリカは国家として他国からの科学的サプライズに晒されたことはない.DARPAが関わった技術は,これまで世界を大きく変えてきた.今後はロボット,人工知能,人間の脳に力を注ぐ.DARPAは今後もアメリカをサプライズから守り続けることができるか.また,人類にどのようなサプライズをもたらか?
【追記】 DARPAが無かったら・・・が生まれていなかったとか,遅れていたというのを聞きますが,そんな単純な話とは思えない.あらゆる技術は背景である社会と複雑に絡み合って生まれ発展していく.例えば,インターネット(ARPAネット)は生まれてから商用に解放されるまで20年間もあった(そうならざるを得なかった社会情勢でしたが).そのせいで我々のインターネットは本来の発展より遅れているのかもしれない.ARPAネットが無くてもどこかの誰かインターネット相当のシステムを作っていたと思う.GPSだってそう.同様に,スティーブ・ジョブズがいなくても,誰か別の人間がスマートフォンを発表していたでしょう.今回はアメリカの軍事研究機関「DARPA」についてまとめました。DARPAの前身、ARPA時代の「ARPAネット」の名前は聞き覚えがある方も多いのではと思います。
インターネットから、GPS、MEMS加速度センサ、Siriまで、DARPAが無ければ今日のスマホはなかったかもしれません。
また、近年DARPA出身者がFBやgoogleなど、シリコンバレーの企業に移籍している動きもかなり興味深いです…戦争とテクノロジーの取材をしていると、「3rd offset」という言葉をよくききます。「第3の相殺」とか「第3の反撃」などと訳されることも多いですが、要はロシア、中国と、いかに技術的差別化を図るか、というものです。
インターネットやGPSなど、コンピュータのパワーは2nd offsetで、湾岸戦争でその威力をいかんなく発揮し、世界に衝撃を発揮しました。
ThirdはロボットやAI、サイバーだとか言われますが、特にサイバーは、小国であっても攻撃側が圧倒的に優位。アメリカが必ずしも、勝てるかわからないという論調も多い現状です。
特集は本日が最終日です。ありがとうございました!