後継者がいない!M&Aを検討する中小企業が3割超す深刻度
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注目のコメント
予想してましたが、どこからかコメントを求める声が(笑)
何年も前から言われている中小企業の後継者難ですが、昨今の最大の問題は、経営者の年齢が後継可能な年代を過ぎつつあるということなんですね。
現在の経営者の世代交代の平均時期は67歳ですが、経営者の中心年齢は既に66歳を過ぎていて、直ぐにでも交代の時期が到来しているにもかかわらず、中小企業の65.4%、5人以下の小企業に至っては77%が後継者不在だそうです。
このままいけば今後20年間で、最悪200万事業者(法人だけでなく個人事業も含む)が失われると推定されています。
特に今年は団塊の世代が、全て健康年齢の70歳を超える為、事業承継か、廃業の選択を迫られる可能性が高いとされ、巷では2017年問題なんて言われています。
そんな背景もあり、今年の中小企業白書は、事業承継問題が特にクローズアップされて取り上げられているのですね。
暫くはこのテーマは日本の企業経営に大きな影を落としそうです。儲かっているのに、後継者がいないので廃業とは、何とももったいない話ですねえ。
私も含め、経営に興味のある若手ってそんなに少なくないと思うけど、
「債務保証」とか
「自社株購入でまとまったカネがいる」とか
「結局創業者と二人三脚でやってきた番頭の顔色を窺わなければならない」とか言われちゃうとビビるというか二の足を踏みますよね。
中小企業側だって、人材ならだれでもいいわけではない。
こうなってくるとある程度魅力のある中小企業は大資本に、という流れでしばらく再編が続くのかなと言う印象ですね。