焦点:初飛行迎える中国初の大型旅客機、欧米2強脅かすか
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タイトルに反するが,中国初の大型旅客機、欧米2強を脅かすには至らない.
理由は,米国,EUの型式証明(MRJが取得を目指している)を取れていないので,米国,ヨーロッパで飛行することはできないからである.記事後半に記述がある.一部のアジアとアフリカには売れるかもしれない.ただし,油断は禁物である.中国国内の航空会社は採用の義務が課せられるので、それだけでも労せず多くの顧客が獲得できます。これが14億人を抱える中国のアドバンテージ。大型機ですが、中国国内線でも上海〜北京などのドル箱路線では需要が見込まれます。
一方、中国向けのエアバスは中国での組み立てを前提に市場を割り当てられているので、大きな影響を受けるでしょう。中小型機の320シリーズにシフトするなど、戦略変更が必要です。中国最大の航空ショー、エアショーチャイナ2016の様子は取材して記事にしました。下記では軍用機に比重を置きましたが、軍用機の発達は民間機の発展にもつながります。
『空からの「一帯一路」。軍用ドローンとステルス機の実力』
https://newspicks.com/news/2002912
航空産業はとりあえず作れたからといってすぐに変化する訳ではありませんが、5年、10年という単位でこうした動きが継続するとかなりのものになる可能性が十分にあります。
「欧米2強を脅かすか」というタイトルがついていますが、短期的にみてもあまり意味はないでしょう。こうした航空機を中国がまずは作れる、という事実を認識することがスタートでしょう。
2年に1回の、このエアショーは、航空機産業や中国経済に関心のある方は、是非、みにいくことをおすすめします。このエアショーは、規模と熱気で圧倒されます。実際にみると観ないとでは大きな違い。
珠海は香港からフェリーで1時間ほどで行けます。エアショーは平日から土日にかけて行われているので、金土日の3日間で十分にいけます。