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沢井製薬の2015年度の業績をみると、売上高1,235億円(2010-2015年度年平均成長率14.1%)、営業利益232億円(同11.3%)と堅調です。

2015-2017年度の中期経営計画では、数値目標として2017年度に売上高1,470億円、営業利益250億円でしたが、2016年8月に売上高1,570億円、営業利益260億円に上方修正してました。
また、中期経営計画の修正では、「海外事業の基盤構築」から「海外事業の基盤構築に向けた取り組みの加速」となっています。研究開発の投資計画では、米国向け製品の開発数増加に伴い、3年間で45億円の追加投資を計画しています。買収によって米国市場の強化がうまくいくのか、気になるところですね。
日本企業による海外企業の買収は、あまり成功率が高く無いようです。
買収価格が高過ぎる場合も多いようですが、それ以上に、買収先をコントロールできない場合も多いようです。
本件が失敗事例に学んだものであり、成功する事を祈っています。
2017年3月期第3四半期はジェネリック市場の伸び悩みを発表していた沢井製薬。
https://newspicks.com/news/2093327

買収で加速できるのか。注目ですね。
沢井製薬の米ジェネリックメーカーの大型買収。

しかし米国の後発薬市場って日本の10倍もあるのか。ジェネリック利用意向が高まらない日本の皆保険パワーてすごいな。
過去10年の売上高は絵に描いたように右肩あがりの成長企業。
数年後に減損を求められれば簡単に赤字に転落してしまいそうな規模の買収に少しひやりとします。
国内の後発医薬品メーカーとしては首位級。循環器、消化器系薬品に強み。ジェネリック市場拡大に対応する安定供給体制の確立や米国進出などに注力。

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