日本の規制・教育がシンガポール移住の理由-ガンホー創業者の孫氏
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注目のコメント
<追記>
孫泰蔵さんから以下メールを頂きました。ご本人の了解を得て、転載します。
堀さん、Newspickでのコメントを拝見しました。Bloombergの記事は語弊がありますのでそこは訂正しておきたいと思いましてメールしました。"Taizo Son ditches Japan to start afresh in Singapore" なんていう書き方をされたのですが、そんなことは当然ありません。
実際は、最近東南アジアやインドでの投資や支援活動が増えてきたので、数年間の期間限定でシンガポールに在住して日本を含むアジアワイドな活動をするというものなんです。決して日本を永久に出国するわけではありませんし、数年後には日本居住者に戻ります。ちなみにもちろん、一切、税金対策でもありません(日本にも出国税が設定されましたから、今やキャピタルフライトにはメリットはありませんよね)。
僕も日本を良くしたいと思っているからこそ、起業家支援はもちろんのこと、最近では子どもの教育についての新しいスタートアップを立ち上げたりなどいろいろな活動をしていますし、
https://www.facebook.com/taizoson/posts/10154640128604492
先にスピードの早い小国(シンガポールやエストニアなど)で成功事例を作り、そこでの学びや成果を日本に持ち帰るというやり方もおもしろいと思って行動しています。
DBS(シンガポール開発銀行)でこれからのイノベーションについての基調講演をしたのですが、シンガポールの教育システムは多様な選択肢があって素晴らしいという話を講演の時のQ&Aで話したら、Bloombergが誇張して勝手にこのように書きました。「日本の教育はどうですか」と質問されたからなのですが、「日本の教育システムはシンガポールに比べて選択肢の多様性が少ないのが良くない」というコメントをしてしまったのがマズかったです。
<元コメ>
僕は、シンガポールに移住することは一切考えていないです。もしも「起業家を育てるには最悪だ」と思うならば、日本を出国することではなく、リーダーの一員として日本を改革することに心血を注ぎたいと思うからです。
注)追記と元コメの後半は、1000字超えるため削除しました。昨日、英語の記事にもコメントしたけど、どうやら泰蔵さんの知人に確認したら移住は本当みたい。投資活動と子供のグローバル教育の観点ではシンガポールは東京と比較にならないほど優れた環境であることは間違いない。泰蔵さんがシンガポールに作る学校も気になる
いろいろ見ていて、かつ他への不満よりも自ら実践解決型の泰蔵さんのコメントなので、関係者の方は一度騙されたと思って真剣に「なんで日本は最悪なのか?」をバイアスなしに見つめてみてはどうだろう? 泰蔵さんのことだから自分の子育てがどうのこうので移住など全く考えないと思うけど、(今後の社会作りの)規制は本当にひどいし、(今後求められる類の)教育もひどい。中のエネルギーは溜まりすぎても外部エネルギーにならないので針でプチんなのか、爆弾に点火なのか、日本の文脈をわかる外からの力を働かせた方が本来中で求めた成果に早いこともあるように思いますね。