インダストリー4.0の本場ドイツのスマートファクトリー、その本質は何なのか? 設計終了後5分で製造が始められる秘密 —シーメンス 島田氏インタビュー 第一回
コメント
注目のコメント
Industrie4.0は、デジタル化を深く考えれば考える程、
あたりまえの事をやる必要に迫られるという事を
表しています。そしてここから新たなビジネスモデルが
産まれてくるのだと思います。勉強になりました。改めて危機感を感じる次第です。
ただ「日本人は知の探索が不得意」「おもてなしはNG」という点について、私は以下のように思うのです。
かつて栄華を誇ったローマ人もオリジナリティが低かった。土木建築技術をはじめ、各種技術をギリシャやエルトリア人が発明したものを真似、より良いものに磨くことで文明を発展させた。
日本人もオリジナリティが低く、新たなものを生み出すことは苦手かも知れないけれど、ローマ人同様に、他者技術から学び洗練させていくことには長けている。(これは気質的な面から生じるものだと思う)
一方のドイツやアメリカは、発明し、標準化・合理化し、コモディティにするのは得意だけど、そこから必要になる「内面から滲み出る特徴」を生み出すこと(差別化)が得意とは思えない。
歴史は繰り返す。
IoTとかも遠からず、欧米発のアイデアを洗練させ、世の中に馴染むように浸透させてくのは、日本のような気がするんですよね。ITだから過去の歴史以上に早く。
楽観的すぎるでしょうか。設計生産連携は製造業にとって昔からある課題です。解決にはBOM管理がカギ。ポイントは設計BOMを一元管理しつつ生産BOMを半自動で変換できる仕組みを持てるかどうか。変換時に考慮すべき点は大きく2つ。1つは部品変換(Parts number)、設計上の部品を現地調達できる部品に変換できる事。もう1つは工程変換(Parts structure)、フラットな設計BOMを工程が考慮された生産BOMに変換できる事。この2つの変換は例え設計変更があってもシームレスでなければ意味がありません。手間はかかりますが一旦この仕組みが実現できれば生産性が劇的に改善できます。