性教育に遅れた日本「大学2年までコンドームを見たことない」

コメント

注目のコメント

• 冷泉 彰彦

  作家・ジャーナリスト

  ・2017年04月16日

  親世代、祖父母世代は「子供を成熟させると、手の届かないところへ逃げていってしまう」という「依存先を喪失する不安」から性教育に反対するわけです。
  
  本来なら、子供の性的成熟は、祖父母になる世代にも自身の子孫を残す可能性を発生させることですから、本能的にはプラスなはずです。ですが、種の保存本能よりも依存先喪失の恐怖感が優越するというのは、明らかに社会的な病理が背景にあるのだと思います。
  
  無意味な左右対立に収斂させるのではなく、その病理自身にメスをいれることが必要でしょう。とにかく、反対している層の抱える問題を直視することで、何とか乗り越える方法論を見出したいと思います。