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【大友啓史】ドキュメンタリーを撮り、ジャーナリズムを学ぶ

NewsPicks編集部
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  • PIVOT エグゼクティブ・エディター

    【第10話】大友啓史監督がNHK秋田放送局で初めて撮ったドキュメンタリー『雪国の出張床屋さん』がキャリアの分岐点になります。ジャーナリズムの原点などを学ぶ一方で、何本か作るうちに「撮った相手の人生を変えてしまう」という難しさを痛感します。


  • NewsPicks Content Designer

    「一見しただけでは何も起こらない平凡な映像を撮っていたとしても、そこには生活している人々の歴史という圧倒的な生の現実がある」
    こういうのが一番おもしろいですよねぇ。話はちょっと違いますが、飲み屋で知らない人と話してるとき、その地の歴史やその人の人生を知って何かに残しておきたくなることは多いです


  • 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任教授

    「ただ、一方でドキュメンタリーの難しさも次第に実感するようになった。その後も意気込んでドキュメンタリーを何本か手掛けたのですが、率直に言うとだんだんしんどくなってきたんです。ドキュメンタリーを作ると、撮った相手の人生を変えてしまう。」(記事引用)

    これは社会学の基本調査法のひとつであるライフストーリー(人生の聞き取り調査)についてもいえる。ドキュメンタリーにしろ、社会調査にしろ、取材者が純粋に客観的な立場を維持することは不可能だ。なぜなら、取材者対象者の「語りnarrative」というものは、聞き手であるドキュメンタリー制作者や研究者との共作だからだ。

    本記事でも示唆されているように、取材対象者は、「演じ」「本当の言葉は心の奥底に秘め」「本当の言葉を嘘っぽく飾り立て」「嘘の言葉を真実に近づけるために自らを装う」。だが、それでも心を無にして傾聴していると、やがて「沈黙のストーリー」がはじまる。いままで決して語られることのなかった、本人も気づかなかった物語が、取材者(研究者)のフィルターを通して立ち現れる。相手にわかってもらうための言葉を探り、とつとつとした語りを通して、新しいライフストーリーが今ここで紡がれる。

    そういう稀有でかけがえのない瞬間に立ち会った取材者(研究者)は、もはや客観的存在ではいられない。そのしんどさに耐え、自分自身が関わり、共に創り上げた物語にコミットし、社会的な意味を追求することになる。そこに解決すべき課題があれば、立ち上がり、行動する。すぐれた社会学や社会デザイン研究は、単なる理論を超えた実践知を志向する。


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