「メットガラ」の仕掛け人が語るアナ・ウィンターとの仕事、川久保玲の偉大さ
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注目のコメント
アナ・ウィンターは尊敬する人の一人です。賛否両論あるようですが、2000年前後のVogue USA版は本当に素敵でした。一枚一枚に魂がこもっているように思えました。もちろん映画「プラダを着た悪魔」も観ています。
2015年4月の終わりにNYにいましたが、この展覧会が始まるまで滞在できなかったことは痛恨の一つです。映画にウォン・カーウァイも出るんだったら、見なくては。これは観たいです。
正直ファッションは疎いですが、アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー映画『September Issue(邦題:ファッションが教えてくれること)』は大好き。まだ社会人になりたての頃に、仕事とは何であるかを実感させられ鼓舞された映画の一つでした。バックミュージックの選曲も良い!(気に入りすぎて全部探してプレイリスト作っちゃったくらい♪)
この"冷徹さ"の裏にあるデザイナー、アーティスト、クリエイター全てのものづくりに情熱を傾ける人々への敬意と本物の愛に、心を突き動かされます。かっこいい…!
<追記>
早速観てきました‼︎
圧巻の美しさでした…(;ω;)や、もう泣くとかを通り越して、恍惚としてしまいました。。
メトロポリタン美術館 服飾部門の渾身の展覧会『鏡の中の中国』の舞台裏を追うドキュメンタリーとしての緊迫感も素晴らしく、正にアートとファッションと歴史、そして音楽(POPS、音響芸術)の祭典!というファンタジーの世界に引き込まれてしまいました。それぞれの時代を今に伝えるファッションの力に心を動かされ、幸福感に打ち震えて帰ってきました。世界は皆、美しいものが大好き。素晴らしいひと時でした。ファッション界で最も尊敬するコムデギャルソンの川久保玲さんの偉大さを評してあるのは嬉しいことです。
どんなデザイナーであっても、必ずしも前シーズンや前年の要素を取り入れたり、スタイルをコレクションに引き継いでいきます。が、コムデギャルソンのレディースコレクションは、毎回、何もないところ、または、自身がやってきたことを否定するところから始まると聞いています。
まさにコレを見て震えました。
彼女の仕事は何もない「無」の状態からクリエーションを提示している点が他のデザイナーとは大きく異なります。毎シーズン新しいものを作り出し、見るものの視点を毎回変えてくれることができるとても稀なデザイナーであり、メットのようなアートの文脈に重きを置く美術館においても単独で展覧会を開催できるストーリーを持った数少ないデザイナーの一人なのです。