【熱弁1万字】中西会長「モノで食える時代」は完全に終わった
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注目のコメント
私が口を酸っぱくしていうセリフだが、
「ドリルを買う人はドリルを買いたくて買う訳ではない。穴が欲しいのだ。しかし穴を開けずに問題が解決(ないし目的を達成)するなら、それが一番。テクノロジーは、それを実現するためにある」
要はそういうことなのだが、ドリル屋はドリルの高機能化しか考えられないし、ましなドリル屋でも、せいぜい新しい穴の開け方を考えるだけだ。そういう時代は終わったというのに。
ただ、言うは易し行うは難し、の常でそれは簡単なことではない。しかし中西氏のような大企業の重鎮が、それ肌身を持って知っている企業とそうじゃない企業とでは、天地の開きがある。つくづく企業はリーダー次第と痛感する。いつも豪快な笑いと共に、インタビューに答えてくれる中西会長。
テリーゴウとか、ジャック・マーとか、イメルトとかいう名前が、当たり前のように飛び出してくるのが、とても面白い。
一方で、大企業の組織を、デジタルの時代に適応するための、変化がとてつもなく、果てしない道のりだということも痛感します。ベンチャーが一から作れるものも、既存の組織が変えようとすると、本当に大変なのだろうと。
また国の要職に就く心境も面白かったですが、すごいバイタリティーとはいえ、中西会長も71歳。次世代リーダーの台頭も、一つの課題と認識されているようです。昨日は「日立さんのグローバルでの競争力はどの程度あるのか第三者のコメントが欲しい、、」と人任せのコメントをしましたが余り現れず。
今日のこの記事もよく読むと、「世の中は変わった」「日立は苦労しながら頑張ってる」「GEやシーメンスだって苦労している」ということで構成されており、ある意味素直なとこなんだろうと感じました。
GE、シーメンスと競争する海外ではまだまだ、というイメージがありますし日立経営陣が「日立はGEにないソフト・IT部隊がいるのが強み」と常々言っているのも、「確かにそうだろうが勘定系のSIerを持ってるだけでは強みにならんよなあ」「GEも凄い勢いで買収してるしなあ」というようにからの素直には納得できていないところがずっとあったのですが、なかなかそこのもやもやは晴れない感じです