東芝 最終赤字は1兆100億円の可能性と発表
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注目のコメント
<追伸>
経営再建に向けての出発点であり、東芝にとっては、財務基盤の余裕がない中で、海外原発リスクを遮断、という意味で、双方にプラス、金額も4000億円強の追加のマイナスではあるが、工事がズルズル遅れ、コストが無間地獄で広がり継続、毎年、数千億円ずつ、特損を計上するよりは、この程度で、はっきりと明日が見えたことはプラスだろう。
WHは連結対象から外れるが、①ノレン減損悪化影響除外とWHへの投資勘定全額減損の悪化影響を併せ、2000億円以上の当期利益ベースでプラス、②親会社保証(前回の7900億円から17年2月末は6500億円に減少)の全額引当と債権全額(2月末1756億円)の貸倒引当金の合計8200億円程度のマイナスで、差引6200億円のマイナス
B/Sでは、P/Lでの6200億円の悪化は、WHが連結から外れることでの包括利益の改善(赤からゼロ)により4700億円の悪化となり、株主資本では債務超過1500億円が6200億円となる可能性、純資産ベースでは、非支配持ち分改善で4500億円となるため、プラスの1100億円が3400億円の債務超過。
IHIの保有分ロス350億円は既に織り込み、カザトムプロム社のプットオプションが2017年10月に行使なら、1000億円弱の財務へのマイナス。
裁判所のリーダーシップで、損失額が減る可能性もあろうし、工事が順調に進めば、プラスの評価、東芝のWH保有株を新しい株主に売れば、売却益も想定され、これもプラス。1000億円か2000億円程度は改善する可能性。
米でのWH以外の案件は全額減損済であり、また、サウステキサスは開始可能だが、現状では、東芝の役員会で実行するのは難しいとのコメント。
さらに、米以外の、インドなどのWH関連の案件はもう影響はないとコメントされた。
綱川氏が、東芝全体の経営陣2015年4月以降であり、2006年のWH買収経緯や是非を聞かれても、詮方ないだろう。また、東芝のトップになったのも、2016年4月であり、S&W買収は室町氏の時代。問題が発覚した12月以降の対処はスピーディーであり、立派だろう。
<もと>
海外のM&Aの怖さ、規制産業の怖さ、そして、経営者。
あと、メモリー事業の価値(持ち分比率)、月末の為替、株価で、最終的な株主資本が決まる。リーマンショック直後の、日立の赤字額7800億円を超える数値…。
ちなみに、東芝がなぜここまで赤字を生み出すことになったのかは、先月の特集でまとめています。
【3分解説】今さら聞けない、「東芝崩壊」までの10年
https://newspicks.com/news/2060935日経によると国内製造業で過去最大、さらにこれによって東芝の債務超過額は17年3月末で6200億円となる可能性があるとのことです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29HEE_Z20C17A3000000/?dg=1&nf=1
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ29HEE_Z20C17A3000000/