「APIはポスト現金社会のATM」--銀行法改正の先にある世界観
コメント
注目のコメント
ウェブスクレイピング(この銀行の話しで言えば、IDとパスワードをあらかじめ銀行ごとに登録しておくことで、機械が人と同じようにアクセスし、個人の口座情報からデータを機械的に読み取ること)で十分ではないかという話があるようだが、とんでもない。セキュリティ的に銀行などの金融機関以外にアクセス情報は預けたくないし、そのようなサービスを開発する方としても、ユーザーインターフェイスが変わるたびに作り直しになるので大変だ。
APIはそのような泥臭い手法でなく、安全に銀行の個人データにアクセスするための手段なのだが、ここにあるように、許認可制にすることで、新規参入者に不利が生じることもある。
APIエコノミーが本格的に普及しつつあると言われる中、本丸の一つである銀行APIへの期待はとても大きい。銀行にとってはかなりセンシティブな問題と感じます。
銀行APIを通じて、預金の管理(参照系)、支払い(更新系)が銀行を意識せずにできるようになると、気軽に利率がいいところに預金が自動的に動くことになり、ATMというより、銀行の土管化が急激に進みそうです。
そうなると儲からない銀行は手数料ビジネス中心に移行しそうで、APIは発行するたびに、少額の手数料を度々取られそうです…怖いですね〜亀レスです。
銀行のAPI公開は、口座を参照できる→口座から振込みできる(他の口座に移動させる)→口座から支払うことができる(アプリで直接口座から支払う)と進展していくだろうことが語られています。
「利便性を考えればインターネットバンキングでもなく、・・外部のアプリから直接お金を支払うのが当たり前になる社会が来るはずです。そのようなときに、APIは必須の機能であり、「いずれ今のATMになるもの」として捉えることができるわけです。」