【楠木建×出口治明】「人と本」は教養を得る最強の組み合わせ
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また、僕は「人間は不器用でアホな動物だ」と思っているので、何事もプロに教えてもらわないと上達しないと思います。
スポーツでも、先生が教えてくれたことをまねして上達していきますよね。それと同様に、自分の頭で考えて意見を言うことも、これまでの人類史の中で優れた脳をもっていた人がどういうロジックを組み立てたかを学べば身につくと思うのです。
例えば、アダム・スミスはどういうファクトを積み重ねて『道徳感情論』などを書いたのかなどと思いながら読むことで、彼の思考のプロセスを追体験できます。それを丁寧に読み込んでまねしていくことで、脳の筋肉は鍛えられていくのだと思います。
洋の東西を問わずに、優れたリーダーの周囲には「カバン持ち」や「書生」といった制度が発達するのは理由があります。一挙手一投足をそばでずっと見ているというのは、学びの方法としてきわめて優れているからです。
ジェフベゾスのシャドー
職人界の徒弟制度
北斗の拳のケンシロウ
優秀な人から直接学ぶのが、最も効率的
注目のコメント
『リンカーン演説集を800円で買ってしまえば一晩彼の言葉を“独占”できる』、出口さんの言葉に共感します。
私の場合、新書など簡単な本を速読で読む時は「この著者と30分ミーティングすることになった」と捉えます。まず、事前に10分程度著者のことや本のテーマを調べつつ、30分で「何を聞きたいか」の問いを考えます。そして、その答えを探すかのように本を読むようにしています。本日で特集は完結です。ご愛読、誠にありがとうございました。今回も密度の濃い話が展開されましたが、個人的に印象に残ったのは「何をしないかを決めるべき」という話です。時間が無限にあれば、すべてのことをやりたいに決まっているけど、実際の時間は有限です。すると、何をやって何をやらないかという取捨選択をしなければならない。そのとき、選択の精度を高めるために「無駄撃ちしない」教養が必要なのだろうと感じました。
楠木先生の「戦略読書日記」
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は良かったです.お薦め.ビジネス戦略として読むべき本を示してくれているのであるが,ただのビジネス本の紹介や書評書と違う.西鶴,柳井正,ライフネット生命,岡田斗司夫のダイエット本云々.縦横無尽に行き来して愉快な本です.