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お呼びではないかもですが、僕がとりわけ影響を受けた本を:
三島由紀夫『豊穣の海』
遠藤周作『深い河』
谷崎潤一郎『春琴抄』
吉川英治『三国志』
塩野七生『ローマ人の物語』
メルヴィル『白鯨』
スタインベック『怒りの葡萄』
ユーゴー『レ・ミゼラブル』
ハーパー・リー『アラバマ物語』
カール・セーガン『コスモス』
カーネギー『人を動かす』
ちょうど今日読み終えた(聴き終えた)ばかりの『サピエンス全史』もすごかったけど、まだ咀嚼しきれていないので、リストには加えないでおきます。
あと、若いうちは実用書よりも文学を読む方が絶対にいいです。ビジネス書とか自己啓発書ばっかり読んでいるとイマジネーションが枯れちゃいます。
【追記】サピエンス全史があまりにも面白かったので、今、『銃・病原菌・鉄』をAudibleでポチりました。
【追記2】なんでピーター・ティールは自著を選んどるんじゃ・・・
【追記3】本を読む時間がない、というコメントが散見されるので僭越ながらアドバイスを:
①僕のメインの読書時間は通勤。自動車通勤で毎日往復40分の間にオーディオブックを聞いています。週5回で200分。月に14時間。月$15ドルのAudibleの会員になってて、iPhoneのアプリで聞いてます。
②一人で食事の時は、リビングのAmazon Echoで聞いてます。AudibleはAmazon系列なのでEchoでそのまま再生可能。
③時間を作るいちばん簡単な方法は、テレビを見るのをやめること。僕は日常的に見るのはApple TVのロイターのアプリの15分ニュースだけ。本と比べてテレビは、その瞬間は楽しいけど、後に残るものが少ないと思います。
ちなみに私はザッカーバーグでした。ダロン・アセモグル、スティーブン・ピンカー、マット・リドレーなど、自分が面白がりながら読んだ本を彼が挙げているのを目にし、なんだか少しだけ心が通じた気がします。
さて、肝心の愛読書を見ると、どの人物も、人柄と関心分野を象徴する選書で興味深い。そして、ひとりだけ突出して異なる選書となっているが、スティーブ・ジョブズだ。他者が愛読する「現実的」な本に対して、ジョブズだけ「現実から遊離した世界」または「現実の根底に存在する本質」を探究する本を選んでいる。
ジョブズ時代のアップルが生み出した製品の数々は、先端のテクノロジーを応用して、私たちの生活を変えた。だがジョブズ自身は「その次」を観ていたのかもしれない。古代のテクノロジーである瞑想やヨーガや秘教的なものを渉猟し、iPhoneやiPadなどの携帯端末やAppleウォッチのようなウェアラブル端末を持たなくても、内に閉じたマインド(意識)が世界に開き、自分の心(思い)が他者の心とダイレクトにつながる。そのような方法を模索する求道者の姿を想像した。
・イーロン・マスクの『指輪物語』
(これは私もある経営者に強く勧められたので気になっていた)
・ラリー・ペイジの『ファインマンさん...』関連の物理もの
・スティーブ・ジョブズの『リア王』などの古典もの
今のアップルが陥り始めているイノベーションのジレンマに、ジョブズだったら何を感じ、どう行動するだろうか・・・
また、成功している経営者は、衰退やジレンマに陥らないための学習をしていることがわかります。
・ザッカーバーグは、国家はなぜ衰退するのか
・バフェットは、人と企業はどこで間違えるのか
歴史から学ぶ、失敗から学ぶ。改めて意識したいと思います。