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プライベートジェット機が超巨大機「A380」の乱気流に巻き込まれて空中で5回も宙返りしていたことが判明

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  • デルタウィンコンサルティング 代表取締役社長

    欧米の富裕層や大企業経営者がプライベートジェットで移動していますが、小さな飛行機はこんなリスクもあるんですね。


注目のコメント

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    後方乱気流の主要な成分は主翼の翼端で発生する渦,「翼端渦」です.この翼端渦を飛行機は引きずって飛行しています.これは揚力を得るためにはやむを得ず発生するもので,同時に空気抵抗の発生原因にもなっています.揚力は機体の重量に比例するので,翼端渦の強さは重い飛行機ほど強くなります.小型機がA380ほどの大型機の翼端渦に巻き込まれるとクルッと一回転,というのは現実の話です.
    記事にあるように,この翼端渦のせいで,飛行機は間隔を詰めて飛行することができず,とくに離着陸の最小間隔は翼端渦の強さで決まってきます.
    翼端渦は空気抵抗を生む原因となっていますが,空気抵抗はエンジンの推力に比例し,そのためエンジンの燃費も悪化させます.翼端渦を何とかして弱めたい.そのため,最近の航空機は主翼の先端にウィングレット呼ばれる小さな上向きの翼がついています.これによって,翼端渦を弱めています.微妙な差ですが...
    逆に複数の飛行機がお互いの翼端渦を利用して飛行中の空気抵抗を減らすこともできます.鳥の編隊飛行を思い浮かべてください.逆V字の形で,翼と翼を接近させて飛行しています.翼端渦を打ち消し合うことで,グループ全体の空気抵抗を減らしています.鳥みたいに複数の飛行機で編隊を組んで燃費を改善する,こんな研究もしています.
    以上,航空工学入門でした.


  • 国内航空会社 気象予報士

    A380の後方乱気流については、空港での離着陸の場合には後続機が小型機の場合は4分間の管制間隔を取る、といった国際基準がありますが、この事例のように巡航している場合には現在は国際的な基準はなく、縦方向に300m(1000ft)以上間隔が開いていればよしとしているのが現状です。
    巡航中でも、まれにこのように後方乱気流に捕まる場合があります。

    航空会社でもまれにこのようなことはあり、宙返りはしないまでも、原因不明のまま機体が傾く(ロールする)ような動きをすることがあります。たいていはパイロットが適切な操作で正常な姿勢に戻します。

    こういうケースがほかにも報告されるようになると、少なくとも小型機については大型機との間隔(時間及び縦方向)を考えるようになるかもしれません。


  • GROOVE X株式会社 FOUNDER,CEO,& PRESIDENT

    A380の翼端渦が大きいのは確かだけど、747の大きいものと比べて35%程度大きいだけのはず。

    A380で5回転するなら、747でも4回転するわけですよね。747が飛び出してからかなりたつので、そういう事故が少なかった事を鑑みると、かなりレアケースなんだと考えられます。

    するとこの記事でA380は「すげぇぇぇ」、と思われる方がいたら、確かに「すげぇぇぇ」けど、「すげぇぇ」や「すげぇ」ぐらいの大型機には、日頃、皆さんが乗っていますよ、と元F1空力エンジニアが昔取った杵柄でお伝えしたいなぁ。


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