豊洲地下水、再調査でも基準超の有害物質
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2008年の専門家会議で、建物の下は環境基準、建物の外は排出基準としていた。その後、技術会議でコストの問題なのか建物のぐるりと外との間に鉄の矢板を打たないとされ(敷地全体のぐるりには矢板を打ってある)、その結果、全体を環境基準にする、としたがその決めごとがひとり歩きしているように思われます。
環境基準は、そうした経緯であてはめることになったのであり、建物の外に多少の有害物質があっても飲料に供するするわけでも魚に触れるわけでもなく浄化して排水するのだからそれほど問題なのかとは思います。
建物下に盛土すること、環境基準にすること、これは築地の業者との約束でした。ただ築地の業者の要求は、反対することで家賃を安くするなど有利な条件を獲得するためのものでもあり、必ずしも消費者の要求とイコールではない、そこは肝腎なところです。
現在、築地は老朽化しており、耐震設計もなく、先日も濾過海水の配管が破損したばかりで限界を露呈しています。
築地の維持管理費は15億円で豊洲は76億円、61億円も余計にかかると、豊洲否定の論調がありますが、広さが2倍でかつ開放空間と密閉空間ではコストが違うのはあたりまえのことです。はっきり言うともう狭くて汚い築地市場では物流(産直の時代でもあり、トラック輸送の時代)の趨勢もあり卸業の衰退は止められませんが、豊洲へ移って少しでも食い止めるしかないとの判断、これは社会主義的な保護政策として税金を使うのであり、都民が卸業に投資するものなのです。
もちろん汚染対策コスト、建屋の法外なコスト(談合疑惑)は厳しい検証が必要です。
豊洲を売りに出すなど暴論で買い叩かれるのは目に見えているし、営業中の築地市場を再整備するには5年から10年を費やし新たな投資が1000億円かかり、現実的ではありません。築地を売却すれば4000億円ぐらいと思われるので豊洲の穴埋めにあてるべきでしょう。
なお採水・検査ですが、半日、翌日、翌々日で揮発性のベンゼンの数値はがらりと変わります。したがって数値至上主義にならないほうがよいと思いますし、専門家会議で慎重な討議を経たうえで、総合的に判断して、政治的な結論を下す時期が来るのではと思われます。
注目のコメント
同問題別記事からの転載です。
→これが本当だとしたら小池都知事は非常に厳しい判断を迫られますね。個人的には19日発表となっていたのになぜ前日に漏れてくるのかも疑問ですが。
もしかしたらわざとなのかもしれないですが。
自分は小池党ではないですし安東氏シンパでもないですが、この築地市場移転問題に関しては安東氏に賛同の立場です。自分も何回もこの問題での記事にコメントしていますが、もともと土壌汚染されていた土地を、市場関係者や飲食業関係者からの懸念があるなか土壌改良して安全だからということで渋々移転を認めた経緯があります。
そうしたら主要な建物の地下の盛り土の仕様が違っていて、きちんと公開もされてなかった。普通ならありえませんが最終地下水モニタリングが終わる前に豊洲新市場は完成してしまい、最終モニタリングで環境基準を超える値が検出される。そしてクロスチェックでもどうやら環境基準を超える値がでたみたいですと。
これ、少なくとも近々には移転できないですよ。築地市場も汚染されているのだから早く移転せよと言い始めている人を多数見かけますが、現状市場関係者の努力により老朽化が進んでいますが粛々と築地市場は現在進行形で営業しています。その努力をないがしろにしています。もっと早くに指摘するのならまだわかりますが両方ダメならまだましな豊洲新市場に早く移転しろという理論は愚策以外の何物でもありません。できるならまわりの飲食店関係者、市場関係者に聞いてみてください。早く豊洲新市場に移転した方がいいと思いますか?と。多分大多数が
反対だと思いますよ。
これも何回も書いてますが、小池都知事は今までのなあなあの都政の膿だしをしている真っ最中です。その出てきた膿を見て、どうするんだよその膿❗どうするんだよ❗と難癖つけているようにしか自分には見えません。本来、責められるべきはその膿を作り出した人達です。
今、やるべきことは小池都知事の非難ではなくて、築地市場移転問題をこれからどうすればいいか?の知恵を冷静に出し合うことだと思います。環境基準を超えていても影響ないとの意見もあるので、そこをしっかり都が説明しないと都民の不安は払しょくできないまま時間ばかり過ぎる。石原氏のいう不作為とまでは言わないが、いつまでも引き延ばすことはしない方がいいだろう。