この連載について
東大、早大、慶大──ハイエンド就活生──に異変が生じている。
企業での実務インターンや起業、AIやデータ解析の研究などを経験し、高いスキルを持つ学生──名付けて「プロ学生」が登場。彼らは通常の「新卒」には収まらず、高額初任給の提示、最初から幹部候補として採用、はたまた彼ら向けの部署を用意といった厚遇を受ける。学生にも確かな「スキル」「即戦力」を求める時代が到来しつつあるのか。採用チャネルも多様化し、同じ上位校の学生の間でもプロ学生と普通の学生との間で格差が増大する時代。カオスと化したニッポンの就活は、どこに進むのか。その最先端を追う。
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それにしても波頭プロのブラックの定義。まず就活生には見極められないでしょうね。
"スタートアップの経営者には、若い人たちに口では夢を語り、実際は無意味なハードワークを強いて自分だけが“勝ち逃げ”のエグジットを目論んでいるような企業も少なくない"
記事にもありますが、もし周りの同期を見て、明らかに自分が上位トップ5パーセントに入れないと思うなら、大企業はやめておいた方が良いかもしれません。
大企業にはコモディティ化された仕事が沢山あり、それらは幹部候補社員ではなく、コモディティ化された社員に回され、より一層その社員はコモディティされるというサイクルに入ってしまいます。
これでも勤める会社の業績が順調で40年逃げ切れれば良いですが、今の時代はそんな保証はどこにもありません。
会社の業績にビクビクしながら生きる人生なんて悲惨です。
残念ながら、どんな一流企業に勤めていても、40歳を超えたコモディティ化された人を雇ってくれる会社はありません。
であれば、会社名では劣っても責任ある仕事で自分を成長させられる、色んな経験をして視野を広げられる会社の方が自分の実力や市場価値は高められます。
スタートアップはその究極でしょう。
良い会社に巡り会えれば、実力は凄まじいスピードで身につきますが、同時に凄い確率で潰れます。
会社が潰れるのを見て怖がるのではなく、「こういう経営をすると潰れるのか」と良い経験を得た、くらいの肝っ玉がないと向いていません。
大切なのは、大企業とスタートアップのどちらが良いかではなく、自分がコモディティ化されていっているかです。
そして一番怖いのは、コモディティ化されている人ほど、自分がコモディティ化されている事に気づいていない事です。
重要なのは、その時々に解決したい社会課題を持っているか。そしてその課題を解決するに最適な仕事を見つけられる力ではないでしょうか。
※1 東京商工リサーチ調査によれば、2015年の倒産企業の平均寿命は24.1年
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20160205_01.html
それにしても、ブラック企業の定義が秀逸すぎます。
良い悪いではないですが、コンサルティングがその当時とは全然違う業界になったことは、中の人も外の人も結構ちゃんと認識しておくべきだと思っています。
「新卒入社の同期が100人いるとして、その中で「あの人は幹部候補」と固有名詞で見てもらえるのは5人~10人くらい。次に「あの人はきちんと見てフォローしておこう」とレジスターしてもらえるのは10人~20人ほどです。」
こう、はっきり言われると、むしろすっきりしますね。この点は学生がそれまでに経験した「大学入試」とは全く異なので、それまでの目標設定と考え方を変える必要があるかもしれません。
最後に書かれていた「突き抜ける人財ゼミ」は面白そうです。いつかゼミに参加した卒業生達が社会を動かしていくようになるかと思うと、ワクワクしますね。
ちなみに波頭さんが仰っている「やりがいのあり過ぎる乱暴なアサインメントや世界の経営戦略理論をひっくり返してしまうような知的チャレンジ」レベルには該当しないかもしれませんが、確かにスコープがクリアーである程度問題解決の糸口もかなり見えているようなプロジェクトよりも、2ヶ月間の全社戦略プロジェクトで、スコープも途中でコロコロ変わる、クライアントメンバーと喧々諤々しながら…というような死に案件の方が記憶に残っていますね。組織としてはそういうのばかりだと成り立ちませんが 苦笑
30冊読み込みのアドバイスは、面白い。『その内容が語れる』というのがポイントだけど、自分が内容を語れる本って果たして何冊あるだろうか。帰ったら本棚をみて数えてみよう。
権威、安定に甘えないで、突き抜けたキャリアを設計していこう。
わかる...