三重銀と第三銀が経営統合に合意 18年4月、持ち株会社設立
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三重銀行は、三井住友銀行のカラーが強い銀行。
先日の、三井住友系の関西アーバン、みなと、そしてりそな系の近畿大阪の再編と併せて考えると、三井住友銀行のグループ地銀再編戦略の一環と見ることが適切では。所謂「親密行」以上の関係性で言えば、SMBCの、関西アーバン、みなと、三重、りそなの、近畿大阪、埼玉りそな、までのイメージなので、大手行主導の再編は、とりあえず一段落するんだろうと思います。
所謂「親密行」のレベルまで、この流れが下がってくるかは、個人的には懐疑的です。三重県に関して言えば、最大地銀の百五銀行の筆頭株主であったMUFGが保有株を半分放出することが昨日公表されています。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFD27H3P_X20C17A2000000/
色々と主要行同士の提携思惑などを煽る記事もありますが、地銀の株式を保有していたメガバンクの視点から言えば、国際的な規制強化により、そもそも銀行株を保有する規制上のコストが高まるとともに、バランスシートの圧縮が求められるほか、当局が保有株式の処分をこれまで継続して求めてきた中、地域銀行のビジネスの持続可能性と、株式を保有することによる収益性を総合的に評価した上でこのような行動に出ている。それ以上でもそれ以下でもないかと思います。
逆に言えば、地域銀行は自力で存立していかざるを得ない。正念場かと思います。