【SPEEDA総研】リフォーム市場、拡大への思惑
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住宅は年数が経つと確実に配管を含む水周りが老朽化します。そして水周りは、異常発生後にだましだまし使うことができないためリフォームは必須で、どうせならいい浴室にしたい、となっていくもの。
リフォーム市場はこれからでしょう。
一方で、施工費などの価格のわかりにくさが難点の一つです。Amazonを始めパック型サービスが出てきているのは消費者にとって便利ですが、メーカーや施工業者とのパワーバランスは変わっていくかもしれません。リフォーム市場を10年で倍にすると政府は何年も前から言い続けていますが、実際の年率成長率は良い時で+10%程度、悪い時はマイナスです。
空き家が多い日本でリフォーム市場が拡大しない最大の要因は、新築偏重の住宅政策。日本において歴史的に住宅政策は経済政策であり、乗数効果が大きい新築向けが優先されてきました。記事内ではリフォーム工事に対する補助金が取り上げられていましたが、住宅ローン減税やすまい給付金といった新築向け補助金の予算規模はその何倍にも上ります。
この姿勢が変わらない限り、リフォーム市場の真の拡大は遠いような気がします。水周りの劣化は臭いなども出ますし、建物自体の劣化以上に気になるものですよね。
中古住宅市場の活性化は政策でも取り組まれており、あわせてリフォーム需要の拡大も期待されます。住宅関連は契約からサービスまでセットになっていることが多いですが、住人がカスタマイズできる仕組みが広がっていくことに期待です。