H&Mが「日本限定商品」なしでも戦えるワケ
コメント
注目のコメント
後から来てちゃぶ台をひっくり返します(マジ狂犬って言わないでね)。無理せずに64店舗しか出してないので、H&Mの店舗は駅ビルや勝ち組のショッピングセンターなど好立地ぞろい。「限定商品なしでも日本の消費者に受け入れられている」と評価するには分母が小さすぎます。
H&Mの日本での売上高(550億円)がアパレル市場に占めるシェアは約0.6%。1店当たりの年商は約9億円です。
ぱっと見では悪くない数字ですが、H&Mの平均店舗面積は2,000平米(600坪)は超えているはずなので、いわゆる「月坪売上高」はせいぜい12万円。これはユニクロの半分以下ですし、他のファストファッション店舗と比べてもかなり低い数字。
というわけで、H&Mは日本では苦戦してると見るのが妥当だと思います(数年前のH&Mのアニュアルレポートに「日本の事業は販売効率が芳しくない」といった感じのことが書いてあったので間違ってないはず)。大学院の研究テーマでファストファッションのパターンと縫製を研究している人がいたなぁ。あの研究は面白かった。
シルエットとデザイン性で生地と縫製のクオリティーの低さを補っていると。
1番解体しやすかったのはフォーエバー21。解体しやすいということは縫い幅が広いということです。広いと縫製時間が早くなります。ただ、ほどけやすくなってしまう。
その次はH&Mだったかな。それに比べユニクロは偉大だった。見出しだけ読むと間違えますが、日本「限定」はないものの、開発した商品群から日本に合うものを「選択」することで一定のローカライズはしてるとのこと。まあ、こういうのも業績が伸び悩むと「やはり商品も現地化すべきでは?」みたいな論が社内でも出てくるものだと思うので、あまり絶対のものとしては受けとらないようにはしています