国内最大規模のバイオマス事業が採用、新技術「乾式メタン発酵」に期待感
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ベルギーのOWS(Organic Waste Systems)が1983年から手掛けている乾式メタン発酵技術「Dranco(DRy ANaerobic COmposting)」を、栗田工業が導入し、以前から福島県伊達郡川俣町で1m3程度の小型のパイロットプラントで試験をしていたものを、今回プラントサイズでNEDOプロ採用されたということのようですね。
DRANCO Technology OWS NV
https://www.youtube.com/watch?v=F8qiMu9Q-eo
横型の乾式メタン発酵は、株式会社タクマの50t/日規模のプラントがありますが、縦式で面積を節約でき、撹拌機を持たない(下から押し出し式)という所が特徴です。
Drancoシステム自体は、どうやら日本初ではなく、長野県安曇野市穂高クリーンセンター内に、7トン/日級のプラントが2007年頃にこちらもNEDOプロで設置されていたようです。ただし、元々実験目的で、コンベアが腐食するなどして2012年に撤去されたとのこと。
https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/keikaku/kankyogomishingikai/junkangata/seibi_keika.files/20120119-1-2siryou.pdf
どんな有機物でもOKということですが、こうした乾式メタン発酵の場合は家畜の糞が中心になることが多く、メタン発生量を稼ぐためには1/3程度紙ゴミを入れる感じになると思います。木質バイオマスは、リグニンが出るのであまり入れられない。
メタン発酵では、硫化水素の発生をどう抑えるかもコストのカギで、脱硫装置は高価なので、硫化水素抑制剤を添加することになると思われます。
いずれにせよ、高いメタン発生量をキーブ出来るバイオマスの安定的な供給の確保が最重要でしょうね。なぜか豚の糞は向いていないようです。
それにしてもこの記事は、情緒的な内容ばかりで、殆どプロジェクトについてなにも語っていませんね。
立地場所の情報も全く触れられていませんが、まだ非公開なのでしょうか。バイオマスプラントは立地が最重要なんですけどね・・・。大場さん、Watsonさん、貴重なコメントありがとうございます
畜産業の廃棄物処理を仕事にしており、参考にさせていただきます
今は堆肥化が殆ど、畑に垂れ流しにする位一部地域では余剰気味になっています
有機物含量が低い事と含水が高い事を、混ぜ物と特殊機械で対応する
有機の廃棄物の処理の流れが変わる話になりますね
今後の流れを注視し、畜産業の方々と意見交換を進めていきます
そうか、単一な食品残さも対象になるのか
これも困っている地域多いですね
NEDOの2発目の事業をしかけている人が身近にいてビックリ!
いろいろな話をうかがい、事業化がうまくいけば日本各地に展開できそうですね