ビジネスパーソンが知るべき、東芝失敗「5つの論点」
NewsPicks編集部
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日本企業が海外事業で失敗したと聞いて、真っ先に頭に浮かぶ本がある。
「失敗の本質」
日本軍が第二次大戦で如何に敗退したかの敗因分析の古い本だが、日本型組織運営を読み解く永遠のベストセラー。
大量兵力を投入して引くに引けなくなり、誰もが解っているのに「撤退」を言い出せなく、大敗した戦い。
兵力の一挙投入が勝利の方程式だったのに、甘い読みで逐次投入をしてしまい、負けた戦い。
伸びきった兵站の中で、日本の大本営が前線をコントロール出来ず、暴走を許してしまった戦い。
「現地が言っているのだから」と言う曖昧な信用と、複雑な人間関係で左右された「雰囲気」での意思決定。
本質的には、東芝問題は個別企業ではなく、日本企業が海外事業への投資、運営、ガバナンス等で如何に失敗を犯すかのケーススタディ。ミニ東芝はそこら中にいる。
その意味で、事実を書くだけでなく、「何故東芝は何故そうなってしまったのか?」「今後も存在する隠れた(隠した)リスクに対して、東芝はどう対処すべきか?」と言った本質論を期待しています。 森川さん、後藤さん頑張って下さい。売上高5兆6000億円、従業員数19万人をそもそもマネジメント出来ていませんでした。技術も会計も買収した会社も。
東芝は表面化しましたけど、むしろ他の企業は大丈夫なのか?と心配になります。何が起きているのか、実は分かっていなかった、という話は他で起きても不思議ありません。