ジョブズ氏のこだわり甦るアップル新社屋「宇宙船」
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円形平面の建築といえば金沢21世紀美術館が思い出されます。
こちらも外壁に曲面ガラスを用いているのですが、半径が大きいためその曲率はわずかです。
そのため加工等にコストがかかり、ガラス一枚でちょっとした高級車一台分だったとのこと。
(ぐにゃりと大きく曲げたほうが楽)
今回はその他諸々の要素も加えて、桁違いの建設費なんでしょうねー。
注目のコメント
「スティーブ・ジョブズ氏は、初代マッキントッシュ・コンピューターの内側にチーム全員のサインを刻んだという」(記事引用)
アップルが初代Macをリリースしたのは1984年。僕がスタンフォードビジネスクールに留学した時だった。ちょうど1年目が終わった夏休みでホッとしていると、キャンパス内でアメリカ人学生たちが長蛇の列を組んでいた。およそ、そのようなことをする文化がない国で何が起きたのかと思い尋ねると「アップルが革命的なPCを発表したんだよ。2000ドルもするんだけど、今ならキャンパスディスカウントで半額の1000ドルで買えるんだ」という。1ドル240円時代に大金だったが、なんだかワクワクして僕も列に並び購入した。
小さな白黒ディスプレイ。でもGUIとマウスがまったく新しい世界を垣間見せてくれた。メモリが128KBしかなく、ちょっと込み入った作業をするとすぐソフトが固まって往生したが、それでもアップルというブランドの熱烈なフォロワーとなった。卒業後に飛び込んだベイン&カンパニーの東京オフィスに初代Macをそのまま持ち込み、ゲリラ的にMacユーザを増やした。その一人がハードにも詳しく、メモリ増設を買って出てくれた。フタをあけると、確かに冒頭の記事にあるように開発者たちのサインが刻まれていた。
こんなところに余計なお金をかけるスティーブ・ジョブズのこだわりと美学に、僕は共感を禁じ得なかった。東京に戻っても、マインドはパロアルトの青い空とつながっていた。ジョブスは一度だけビジネススクールで講演をしている。アップル創業物語を語ったときの学生たちの熱気は今も忘れられない。あのころ僕は、アメリカンドリームをリアルに体感していた。Appleに死角はないのか?
株式相場格言に「豪華な本社ビルを建てた会社の株は売り」というものがありますが...
【追記】 宇宙船とサイズ比較してみた.「スタートレック」に出てくる「エンタープライズD」の円盤部とほぼ同サイズである.