Final call for the research analyst?
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注目のコメント
2月に入って、FTで投資銀行アナリスト削減の話題が続いています。最初は、
FEB 1, 2017
Research analysts culled at top investment banks https://www.ft.com/content/fe07f6a0-e738-11e6-967b-c88452263daf
世界12大投資銀行で働くアナリストの数が、2012年末の6,634人から、2015年末の6,282人、昨年末には5,981人に減少。
また、EUでは来年から研究費を顧客投資家に請求せず、銀行側の予算につけるという規制(Mifid II)が始まり、ますます淘汰が進む。
これをうけ、
FEB 2, 2017
The slow death of the investment bank analyst https://www.ft.com/content/db7d5d0a-e873-11e6-893c-082c54a7f539
大手は人材が確保出来ても、個人投資家向けの情報が不透明化し、民主的な市場が損なわれると指摘。
これをうけ、FT宛てのLetter、
FEB 6, 2017
Less research means less efficient markets https://www.ft.com/content/9d671572-e96f-11e6-893c-082c54a7f539
アナリストの今後の収入に関するさらなる記事をリクエスト。
FEB 7, 2017
Sellside research would be little missed https://www.ft.com/content/0609b1b4-ec51-11e6-ba01-119a44939bb6
アナリストの殆どは質が悪く、上位30人でも予測の49%が間違っていて、淘汰はある意味歓迎という趣旨。
そして、今日の記事。
毎週4万もの報告書が作成されるが、2-5%しか読まれていない。投資銀行の研究予算は08年の$8bnから$3bnまで減少。
MITのレポートでもあったように、トレーダーは殆ど機械に置き換わりました。アナリストが一種の権威的既得権だった時代は終わろうとしています。
知識産業全体のあり方が大きく変わろうとしているのだと思います。