PB赤字20年度8.3兆円に拡大、18年度目安は事実上撤回=内閣府
コメント
選択しているユーザー
これまでも経済再生ベースになるようにやって来たはずなので、それでもなっていないなら今後もならないだろうな。
今の政策で美味しいのは金融関係の人だろう。政府が勝手に株とか債券とか買って相場を良くしてくれるのだから。
注目のコメント
経済成長と財政再建を両立させるというのは経済成長を優先させて名目GDPが増加することによって後ずれする形で税収増で不完全ながらも財政再建に向かっていくという意味では両立可能ですが、政策運営において積極財政と緊縮財政は真逆ですから両立不可能です。
目先は積極財政+金融緩和のポリシーミックスで名目GDP目標600兆円と2%の物価安定目標達成を最優先させるべき時であって、PB目標に固執してこれらの政策運営を中途半端にしてしまうことのほうが経済成長と財政再建両者にとって害になるでしょう。この点からすれば本記事にあるPB赤字拡大についてはそれほど気にする必要のない数字だと思います。過去の借金は塩漬けにして、少なくとも今年の政策経費だけは今年の税収で賄う、そして新たな借金だけはしないようにする、というのが基礎的財政収支(PB)の黒字化です。
1970年代には所得の25%近くを貯蓄に回し、日本の国債が国内で売れる構図を支えた日本の家計。高齢化の進展で貯蓄率は今ではゼロ%近傍に下がり、高齢化がこの先40年続くことを考えると、新たな国債を国内の貯蓄が支える期間は最早長くはありません。
やがて貯蓄率がマイナスになり、新たな国債を外国に買って貰うしか無くなれば・・・ 日本は過去の破綻国と同じ構図に陥ります。そうなる前に、新しい国債を売らなければならない状況だけは脱しておこうとした筈なのに・・・
借金の甘い誘惑は、個人も国も、抗い難いもののようですね (ーー;)