[マンガ]デフレの先にある2つの地獄!
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プレジデントオンラインが、マンガでわかる「日本経済入門」という連載をしています。今回が2回目です。
私が「監修」をしています。絵を描いたわけではありません(笑)。
前回は、おかげさまで結構読んでいただいたので、今回も大勢の方にお読みいただければ有難いです。
ちなみに、前回分は、最後まで御読み頂くと見えて来る「バックナンバー」というボタンをクリックしていただければ御読みいただけます。この、一見「くだらない」感じのマンガが、経済の話題を解説するというギャップ。しかもアニメGifを使ったりするなど非常に工夫されています。最近の『プレジデント』は、色々な挑戦をしていて素敵です。そして、何と言っても、スマホ画面に最適化されているのがいいですね。解説文書は、対話形式が一番面白いです。
さて、そのデフレですが、すっかり悪という認識は浸透していると思います。しかし、なぜ悪いのか、この辺りをはっきりと語れる人は多くないでしょう。本来、「貨幣現象」と言われることの多いデフレが、経済を萎縮させるマインドを人々にもたらしてしまった場合、デフレがスパイラル的に起こってしまいます。これを防ぐためのサジ加減が、政府と日銀には求められます。貨幣の部分は日銀が、有効需要には政府が責任をもって対処することが必要です。マンガではそこに近いところまで描かれていました。お見事です。ただし、今のアベノミクスは、いいところまで行っていながら、雇用の流動化や大胆な規制緩和に今なお届いていないのが残念です。デフレでリッチな日本では世界的に株安となるリスクオフ局面で円が買われて円高になり、逆に世界的に株高となるリスクオン局面で円安となります。これを利用して普段は円貯金にはげみリーマンショックのようなリスクオフ&円高のときに例えばS&P500に連動した低コスト海外ETFであるVOO等を買い込み、7~10年くらいしてダウが史上最高値付近に戻ったらそれを売り円に戻すということを繰り返すだけでもかなりの投資効率となります。