【西田宗千佳】アマゾンが証明した、人工知能と家電メーカーの「融合」
NewsPicks編集部
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CES2017の会場でお見かけした、ジャーナリストの西田宗千佳さんに、今年のトレンドについて解説をお願いしたところ、快くインタビューを受けてくださいました。
CESにアップル、アマゾン、Google、フェイスブックは直接出展してはいません。しかしこのシリコンバレーやシアトルの巨人たちが築いたプラットフォームを、実際に家電メーカーなどが活用することで、一気に技術が花開いてみえるようなことがよくあります。
既に多数の記事がでていますが、今年は家電製品については、アマゾンの存在感がとても強かった。冷蔵庫とかテレビとかだけじゃなくて、スマートフォームや住宅分野の製品にも、このアレクサ埋め込み型のものがいっぱい転がっていました。AI付きの冷蔵庫、記事の中では日本語対応はまだ時間がかかるかも、と表現されていますが、AWSの音声読み上げなどのサービスが昨年度日本語対応したので、それほど時間かからないと思ってます
「人と家電のインターフェイス、とりわけ操作するという部分に、人工知能が入り込んでいるのです。ただしCESで展示されていた商品は、英語でやりとりするもので、これが日本語対応して国内市場に入ってくるかはまだ怪しいですね。」ワールドワイドの家電メーカーは4社。かなり少ない。家電と人工知能の組み合わせ、LGは割り切ってAlexaを採用したけど、パナソニックとソニーはどうだろう。人工知能も自社でやる会社だと思う。Samsungが今年のCESで発表した冷蔵庫はAlexaではなく、傘下のVivの技術を組み込むと思われる。
Amazon、Googleのオープンな人工知能に、自社開発の人工知能がどれだけ渡り合えるのか、そちらにも注目したい。