プレゼンストーリーで見る「富士フイルムのイノベーション戦略」
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注目のコメント
大変おもしろいです。富士フイルムさんを見ていると、新しいことを腰を据えてきちんと事業の柱にするにはやはり10年単位で時間がかかるものだということを思わされます。2020年のことなんて考えていても知れている部分が多くて、本当にジャンプするならば2030年かそれより先のことを考えなければならないと思わされます。2000年過ぎの富士フイルムがやってきたのはそういうことなのでしょう。
化粧品も再生医療も、デジカメが出てきてフィルムが売れなくなった頃から種を蒔いてきています。特に再生医療は手広く買収を続け、時には何でこの会社?と思うようなものもありながら、後でヒットを決めたりしています。
個人的には、ここまで粘り強く続けられたのはやはり「やりたい」の力だったのだろうなと思います。NPでよく言われる、チャンスは準備した人にしかやってこない、というやつです。もちろんその時間感を許すだけの体力があったことも大きいですね。
また、変わり者とバカ1バカ2という話も、組織で新しいことをやる際には本当にその通りだと思います。特にバカ1とバカ2は過去の経験から合理的に判断してしまうとGOできないので、機械にはできない人間だけに残る大きな価値の一つだと考えています。これは羽生善治さんも似たことを仰っています。
https://newspicks.com/news/1877735/富士フイルムの戸田さんは、日本最強の「大企業イノベーター」だと思います。大企業であっても、「変わり者」と「バカ」がいれば、イノベーションは可能であることがよくわかります。
保存版として多くの方に読んでいただけるよう、櫻田エディターと「プレゼンストーリー」という新フォーマットを開発しました。プレゼン後半、人の能力・性質を表した「3つの軸」の説明にとても納得。
富士フイルムについては、下記のTEDでも例に挙がっていました。
「百年続くビジネスを築くには」
https://www.ted.com/talks/martin_reeves_how_to_build_a_business_that_lasts_100_years?language=ja