高級生地「英ハリスツイード」安値乱売のなぜ
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ハリスツイードのブランドガイドラインから日本語版のガイドラインが見られます。
https://www.harristweed.org/
しまむらを契機に、ヨーカドー、ダイソーやベルーナ、RyuRyuといった格安通販雑誌まで拡がりましたね。
ハリスツイードはスコットランドの”アウターヘブリディーズ諸島”内で染色、紡績されたピュアバージンウールを使用し”アウターヘブリディーズ諸島”に住む職人によって織られた生地です。
さらに、ハリスツイード法と呼ばれる条例が制定されており、条例に基づき協会の厳格な審査をクリアした生地にのみオーブマークが付きます。ガイドラインにはフォント、色、余白まで細く明記されブランド力を守る姿勢が見受けられますが、日本では守られていないケースもあるようですね。
しまむらのコラボ衝撃で周りの業界人にもショックを受けていました。
ダイソーのハリスのタグは量販用にクオリティーを落とされていましたね。
2013年の記事によると日本市場が一番生地の売上が多いそうです。
職人の数も減っており、売上を守ろうと躍起になっていたのでしょうか。
サプライチェーンの管理を見直す必要がありそうですね。「ツイードなんて買ってすぐに着るもんじゃないよ。3年くらい軒下に干したり雨ざらしにしてくだびれた頃に着るんだよ」 白州次郎談
冬の雨の日にはツイードを着ましょう^ ^
英国の伝統の切り売りは今に始まった訳ではないけど、だいたいアジア地域でブランディング間違えて軌道修正するパターンがほとんど。 エージェント選びに失敗しているという単純な理由だと思います。
英国が国内のメインとなる産業をモノづくりから金融にシフトした時点で、こういった分野は少しづつ歯車がずれていった。 ブランディングしかり、クリエイションしかり、どんどん国外に才能が飛び出していってしまった。英ハリスツイードに限らず、ブランド価値の維持には細心の注意をはらわないと、一気に価値を失いかねない。
遠く海外のことだと思って、生産量の拡大➡出荷拡大による売上増加のKPIだけを見ていると、いつの間にかブランド毀損が起きてしまった例だろう。
アウトレットモールも似たような面がある。
日本のブランドも、今後のアジア戦略では気をつけた方が良い。