EBIT倍率の倍率はどう決まる?
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注目のコメント
数値のパズルですね。財務数値とバリュエーションをつなぐ重要な考え方だと思います。こうしたざっくり計算をできるようになると、財務思考の幅が広がります(ざっくり計算は、例えば野崎PROなどもたまにピックコメントで実施されています)。
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私はこれまでのキャリアで、装置産業のように、イニシャルの設備投資が大きく、その後のメンテナンス投資は当初投資に比して小さい業界をよく見てきました。その経験からは、(ターミナルバリューの算定でよく使う)DA = Capexの置きは、理解するのですが、あまり好きではありません。
特に(私のいる電力業界など)設備投資のサイクルが10-15年超の長い業界では、DAは恒常的にCapexより大きいです。当初投資に伴う有利子負債がBSに残っていることもよくありますので、こうした業界ではEBITDA倍率でバリュエーション分析をした方が捗ります。
逆に言うと、設備投資のサイクルがとても短い業界では、EBITでの分析で足りそうです(実務でEBIT倍率をまともに議論して使用したことはありませんが...)。
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株式市場における個人的なEBITDA倍率の感覚:
・成長しない会社 4-5x
・GDP以上に成長する会社 7x前後
・高成長企業 9-10x
M&Aマーケットでは上記のマルチプルに3-4割のプレミアムが乗るイメージ。4割超のプレミアムを乗せて売却できると高く売れて良かったと自画自賛マニアックすぎる即pickです
こんな記事を優しく解説する会計様が懐かしい。
NPの真髄ここにあり