【波頭亮】21世紀の「人類の叡智」こそがベーシックインカムだ
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注目のコメント
働く目的がお金である人にとってBIは、頭では合理的だと分かっても、心では働く目的を失う怖さを感じるのかも。逆に、働く目的がお金以外にある人は、BIを受け入れやすいけど、少数派なことが政治(多数決)のボトルネックかと。
=(引用)=
BIも資本主義の中で、社会保障を体現とするいう意味で、理屈では否定しようがないくらい有効だと論証されても、現実ではなかなか進みません。
武器商人以外、世界の誰にも合理的ではない戦争がなくならないのと同じように、逆に合理的な政策であるBIが導入されないのが、政治の世界なのかもしれません。特集の最終回は、波頭さんにお話をお伺いいたしました。
特集を通じて、多くの識者や提唱者にお話をお聞きしましたが、政治思想にかぎらず、多くの支持者を集めているのは、BIの一番の魅力であることを痛感する一方で、実はかなり想定する経済システムが異なったりもして、もし実際に検討に入ると顕在化することも多いかも、と感じました。
そういう意味で、波頭さんがおっしゃる「普通選挙」と同じレベルで、まずは社会保障、経済をめぐる根本としての思想をまずは共有するのは、興味深いと考えました。
ちなみに、特集では、時間などの関係で、まだ掲載できていないインタビューや取材もあり、また時期を追って、ご紹介できればと思っております。
ありがとうございました。＞確かに、労働組合が強い北欧ですが、「解雇」への規制は日本と比べると、厳しくありません。
ほんこれ。福祉国家ともてはやされる北欧には日本の整理解雇の4要件（人員削減の必要性、解雇回避努力、被解雇者選定の合理性、手続きの妥当性）は存在しません。不要な人材はバンバン解雇される、自己責任が厳しく問われる社会なのですよね。人に優しいイメージがありますが、個人として稼ぐ能力を持たないと職が持てない社会です。
