2016年は日経平均とTOPIXで明暗、銀行株下落が影響
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日経平均株価が2012年以降5連騰だった一方、TOPIXが2012年以降初の下落となったのは、三菱UFJ(8306)・三井住友FG(8316)・みずほFG(8411)といった銀行株、トヨタ自動車(7203)・ホンダ(7267)といった自動車株が軟調だった影響が大きいですね。
業種別では小売業が-5.00%と軟調でしたが、これに属するファストリテ(9983)が年間では下落であったものの-1.90%とある程度値を保ったことで、日経平均をプラス圏で終えることができた要因の一つといえるかと思います。これは明らかに7月会合で日銀がETF買入額を倍増させたことが大きく寄与しているでしょう。
海外勢はトランプラリーとなってようやく短期筋だけでなく中・長期筋が買い越しに転じるようになりましたが、本記事にある通り年を通じては売り越しと見て間違いないでしょう。
年明けは東芝(6502)の件もあるので、海外勢は慎重な入りとなりそうですが、本格的に買い越してくるタイミングを見極めるのが重要なのはいつものことですね。日銀の過去最大の市場介入が完全に市場をコントロールした1年でした。2017年は、構造改革が求められる年なはずなんですが、予算案を見る限りその意思はなかった。日本はどうなっていくんでしょうか。
【インフォグラフィック】TOPIX(トピックス)とは~知らなきゃマズイTOPIXをわかりやすく解説
http://polca.in/2016/12/16/topix/