ドイツ銀が米司法省と和解、ＭＢＳ不正販売で72億ドル支払い

コメント

注目のコメント

• 野﨑 浩成

  東洋大学 教授

  ・2016年12月23日

  事前観測報道を上回る金額での決着。
  不確実性ディスカウントの払拭と捉えるべきか、市場コンセンサス以上の損失と考えるかは市場のセンチメントに大きく左右されそう。
• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2016年12月23日

  Deutsche Bankについて、米司法省と住宅ローンを基にした金融商品（RMBS）の販売不正について、72億ドルで和解合意。①には英語記事があるが、今四半期の純利益を12億ドル引き下げる（訴訟引当金との差額）とのこと。あと、本記事（4時間前）では「最終合意ではない」とあるが、英語記事では「Deutsche Bank AG said it reached a $7.2 billion agreement」とあるので、最終合意と取れる書き方となっている。
  9月には140億ドルという数字が流れ、その後54億ドルといった数値も流れた（②）。9月上旬時点では30億ドル程度が想定されていたことを考えると、そこからはかなり大きい金額。なお、同様のケースでは②でコメントしたがCitiが100億ドル、BoAが170億ドル、GSが51億ドルで和解済み。まだBarclaysが合意前で残っている。
  ①https://newspicks.com/news/1967277
  ③https://newspicks.com/news/1808788?ref=user_100438
• 山崎 元

  経済評論家

  ・2016年12月23日

  ドイツ銀行が大規模に悪事を働いたのだ、ということでもあるが、インチキ商品に騙された投資家がたくさんいた、ということでもある。（難しいけれども…）後者を無くすることが、より本質的な対策だろう。