産業ガスの米プラクスエア、4兆円超で独リンデ買収へ-世界最大手に
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工業ガスは、国内外でずっと合併が続いていた。LindeとAir Liquideが最大手を争い、PraxairとAir Productsが次を争う状態だったはず。PraxairがLindeを買収するという点で、省が大を買う買収。時価総額ではLinde3.7兆円、Air Liquide 5.0兆円、Praxair4.1兆円、Air Products3.8兆円と固まっている。
工業ガスは、工場のオンサイトで供給するものと、ガス工場から供給する2形態あるが、どちらにしても商圏が限られている。だから元々プレイヤー数が多かったが、そこが集約する形で合併が進んできた。そのなかで海外プレイヤーは出生国が占める比率は大きいものの、国境を越えて合併してきた。例えばLindeはドイツ3割、欧州全体で約6割、北米も3割程度。Praxairは北米過半だが、アジア・南米・欧州がそれぞれ10%超ある。
日本でも大陽日酸(三菱ケミカルが36.5%株主)、エア・ウォーター、日本エアリキードの3社に集約されてきた。