コンビニの「マイクロ店舗」続々、狙いはオフィス等の極小商圏
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以前、勤務先の赤坂のオフィスビルにあるセブンイレブンと、長野県小布施町のセブンイレブンを見比べて、驚いたことがある。
長野のセブンイレブンでは「フォークを後貼りした、パックおかず」が売られていない。
赤坂で売っていた「フォークを後貼りした、パックおかず」というのはなかなか秀逸で、
本来はお皿に出して家で食べることを前提とした商品だったのに、実は「多忙サラリーマンたちはパックにフォークを突っ込んで、お皿に出すことなくオフィスで食べている」ということに、店舗が気付いて、フォークを貼り付けてくれるようになった。笑
ちょっとお行儀は悪いけど、野菜が食べられるし、そこまで高くないし、本当に便利な商品&食べ方だった。
そんな、「え、まじ?」と一瞬思ってしまうような、オフィス等の極小商圏ならではのニーズをうまく刺していけば、マイクロ店舗はもっともっと流行りそう!コンビニが配達を始めたときも、「ついに、そこまでやるか」と思いましたが、いわゆる出張店舗のような自販機、ATM端末、コーヒーマシーン、置き菓子などは、まるでその増殖が頭打ちになった植物の種が、わたげを生やして、飛び出しているかのようです。自販機ビジネスにはかなり否定的ですが、他は成功モデルもあるので、面白そうな感じがします。要は、消費者に時間や「楽」を売るビジネスですね。今後、まとまった需要が期待できる都市圏では配達以上に、有望そうです。
一番期待したいのは、それぞれのオフィスにある休憩室や給湯室などの類に、「はまる」か否かです。高層ビルにて、わざわざエレベーターを降りて、下のコンビニまで買いに行くという不便を考えれば、「マイクロ」コンビニは便利です。むしろ、上述に挙げた「マイクロ」すぎるコーナーより、休憩室などの空いたスペースをうまく使った「1/20」コンビニの方が受けそうな気がします。コンビニのあれだけの商品のうち、売れ筋はほんのわずかです。その、さらに半分くらいを並べれば、スペースと商品選択の均衡点を探せそうな気がします。いろんな場所に好評なコーヒーマシンを置くのは妙案ですが、マイクロ店舗というのはこれからのコンビニが目指すべき方向性とは違うのでは。
店舗、物流、宅配のキャパを高めてロングテール戦略を進めないとamazonには勝てないように思えます。