中国で存在感薄れるiPhone、主役に躍り出る新興メーカー
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IDCの公開データにより、2016年Q3のスマホ端末出荷台数について、OPPOはXiaomiやHuaweiを抜き、トップになった。OPPOは中国市場を中心としているが、インドネシア、フィリピン、インド、ロシアなどの海外市場にも積極的に展開している。
中国における2016年Q3の出荷台数
OPPO: 2,010万台
Vivo: 1,920万台
Huawei: 1,800万台
Xiaomi: 1,000万台
Apple: 820万台
注目のコメント
OPPOのR9mの分解記事。R9mでググってもほとんど出てこないのだが、売れまくったR9の後継と思われる(iPhoneの「s」相当)。
記事に指摘あるが、筐体については外側が綺麗だが、内側は切削したのが思いっきり分かる。また個人的にはメーン・サブ基板間のフレキが「Appleの黒」になっているのが印象的(ノイズ対策と書かれているが、Appleはノイズ対策ゆえにやっていたわけではなかった気が…)。
R9については、売れまくったが、有機ELが調達しきれずに出荷目標が達成できない可能性が8月には指摘されていた(①)。その後、液晶モデルも投入した(②)がどうなっただろうか。あとSamsungのGalaxy Note 7問題などもあったが、それの有機EL需給への影響についても気になるところ。
にしても、スマホの世界の競争は激しい。中国は世界で一番モバイル化が進んでいるし、ネットに絞り込んだゆえにXiaomiの初期の成功はあったが、足元勢いがあるのは記事にあるようにOPPOなど。成功・失敗の後に論ずることはできても、実際にはやってみないと分からないよなぁとも思う。内陸部のネット環境が悪いことは、Xiaomiなども知っていただろうし。
①https://newspicks.com/news/1708687?ref=user_100438
②https://newspicks.com/news/1742141?ref=user_100438有機ELパネル 5.5インチの想定コストが35ドルとは意外と安い。
それに対してカメラモジュール13Mで16ドルというのも結構高い。この辺りのコスト試算は色々積み重ねていくと面白い。
液晶と有機ELとではコストの構成比が異なる。
液晶の場合は70%が材料費を占め、残りが償却費や労務費、研究開発コストになる。
有機ELの場合は材料費が占める割合は35%、償却費は45%程度と言われている。