「上場すべきか?いつすべきか?」メガ・ベンチャーのCFOたちが語る”資本市場の見極め”
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上場では、いつも資金調達に議論が集中しますが、上場の目的は、「資金力」のみならず「信用力」にあります。資金力のみに注目すれば、ある程度会社が大きくなって予想株価を上げてからということになりますが、信用力の観点からはできるだけ早い上場が効果的です。上場のタイミングは、資金力と信用力のどちらを重視するかで変わってくると思います。
いよいよ本題のパネルディスカッション。広告・プロモーション(マーケティング)費用は、「費用」でPLにのり、CFではキャッシュアウト、そしてBSには乗らない。ただそれでブランドが作られるので、実質的には「資産化」されており、それが買収の際にのれんとなる。
個人的には、どれだけ資産化できるかがキーだと思っており、それこそがその費用の使い方の巧拙を分けるところ。ユーザー獲得するだけならCPIなどにフォーカスすればいいだろうが、そのユーザーがサービスにとってマネタイズ可能なユーザーなのか、どれくらいのマネタイズが可能なのか、どれくらい持続的なユーザーなのか、そこのほうが「資産化」という観点では重要。
あと、上場に関する考え方で、下記部分はもう少し知りたかった。たしかに上場することで常に増資するというオプションはある。とはいえ、中長期の話については、足が速い投資家もいる上場市場のデメリットもある。本当に非常事態の時に腰を落ち着けてやるための資金という観点で、パブリックなほうがいいのだろうか?
(アカツキ小川氏)『ただ、もう少し中長期で開発のお金がかかるとか、究極最悪のケースになると、しばらくヒットが出ないけれども何年か腰を落ち着けて開発することになった時に、プライベート(未公開企業)だと、成長ストーリーが変わった時や状況が変わった時に、どうなるのか分からないところがあると思ったんです。』いよいよ「メガ・ベンチャーのための大型ファイナンス戦略」はパネルディスカッションになります。これから本格的な議論となり専門的な内容となるため解説を付けた記事となっております。これから大型の資金調達やIPOを考えている経営者やCFOの方は必見の内容です。ぜひご覧ください!
追記:不明な箇所があるかと思います。専門的な議論になるとちょっとしたことがわからないことがあります。加藤さんのように質問も記載いただけると今回は難しいかもしれませんが次回などにしっかり反映したいと思います。
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