今がベストなタイミング、AIは電気と同じような存在になる
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ケヴィンケリーは今テクノロジートレンドを語らせたら一番人気、未来予測ではなくて既にトレンド化している事象を抽出した上で未来の方向性をまとめ上げる、つまり時間軸の設定の仕方が適切だと思います。
AIは電気と同じになる、というのはその社会におけるインパクトが同程度になるという意味です。
電気が人間社会にもたらした一番のインパクトは農業革命です。これにより世界人口がそれまでとは異次元のべき乗成長をもたらしました。それくらいの非連続的な生産性革命がAIによって起きると。
X+AI がこれから増えるとありますが、スタートアップの世界では既に食傷するくらい沢山出ています。先日何人かの米国ベンチャーキャピタリストと意見交換したなかで、AI云々というピッチを聞いても無視する、と言っていました。同感です。それくらい当たり前になりつつあります。
既に X+AIだから新しい、スゴイという状況は終わり、そのレベル、精度、実用性によりプラクティカルに判断されるフェーズに入ったと思います。ケヴィン・ケリー氏の「インターネットの次に来るもの」は、今年読んだ本の中でも大変発見が多かったです。技術者の方には当たり前の内容もたくさんあるのかもしれませんが、私のような素人が、技術によって身の回りがどう変わるかを考える起点として、本当によく書かれた本だと感じます。
エックス+AIの表現の他に、個人的に特に学びが大きかったのは、インターネットにつながっていないモノは壊れていると判断される世の中にもうすでになりつつあるという指摘でした。身の回りの見方や、IoTのニュースの見方が変わる指摘です。
https://newspicks.com/news/1886669/
いろいろな変化を「不可避」と表現し、私たちが好む好まざるにかかわらず直面しなければならないものとして捉えること。そしてそれらをまずポジティブに捉えてみようとするスタンスは大変好感が持てます。人口知能と考えるより、ケヴィン・ケリーが言う「認知化」しかも「必要な知性を加える」という方が面白いですね。
薬箱はプラス10知性で飲み忘れを教えてくれる、椅子はプラス20知性で生産性を上げてくれる、自動運転はプラス1000知性必要だけど道路にプラス100知性できたら100で済む、とか。